2019年(平成31年)2月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1170 四面
水田・徳之島徳洲会病院副院長と
朴澤・加計呂麻徳洲会診療所所長
総合内科専門医を取得
離島で質の高い医療提供
「資格取得は臨床にもプラスの効果」と水田副院長
徳之島徳洲会病院(鹿児島県)の水田博之副院長と、加計呂麻徳洲会診療所(同)の朴澤憲和所長は、日本内科学会が認定する「総合内科専門医」の2018年度資格認定試験に合格、同専門医資格を取得した。資格取得の面では都市部の病院と比べ制約の多い離島の医療機関に勤務しながらも、“患者さんに質の高い医療を提供したい”という思いから同専門医の取得に取り組んだ。
なお徳之島徳洲会病院の田代篤史・循環器科部長も17年度試験に合格し同専門医資格を取得している。
「資格取得は若手が離島で働くうえで重要」と朴澤所長
同学会は優れた内科臨床医を育成するため、一定水準以上のスキルを有し、信頼される内科医を認定内科医として認定。さらに高い水準の内科診療能力を備えた認定内科医を総合内科専門医として認定している。
総合内科専門医の資格を得るには、同学会が認定する教育病院や教育関連病院などで所定の内科臨床研修を行い、受験申し込み時に病歴要約や退院時サマリー、手術記録、剖検報告書などを提出し、筆記試験に合格する必要がある。
ただし、2018年4月に新たな内科専門医制度がスタートしたことにともない、同学会は20年度の試験まで移行措置として、ハードルが高い総合内科専門医の受験資格を緩和。認定内科医資格を1回以上更新している受験者に関しては、病歴要約など書類の提出を免除している(更新は5年ごと)。水田副院長、朴澤所長、前年度受験した田代部長ともに1度更新しており、この移行措置が適用された。
水田副院長は「若手の医師を指導することも多いので、自分自身、内科医として、より専門性の高い資格の取得に関心がありました。自分のスキルを専門医資格という目に見える形にできたことは、日々の診療の励みになります。また、受験という目標ができると、あらためて勉強する機会が増え、臨床にもプラスの効果があると感じています」と資格取得の効能を説く。
朴澤所長は「離島という環境は資格を取得するうえで制約が多く、若い医師が入職を躊躇(ちゅうちょ)する一因になっています。今回、離島で生活し、働きながらでも専門医資格を取得できることを実践できて良かったです。今後、資格の取得・維持は、とくに若手医師にとって離島やへき地で働くうえで、より重要な要因になると思います。グループ全体としての支援継続を希望します」と期待している。