2018年(平成30年)12月3日 月曜日 徳洲新聞 NO.1162 二面
中国から見学者
宇治病院に看護師ら33人
宇治徳洲会病院(京都府)は10月12日、中国から来日した看護師ら33人の見学を受け入れた。
この中国人看護師らは、臨床的に優れた栄養士の育成促進を目的とするアジア太平洋臨床栄養学雑誌(APJCN)の中国内での出版に関与。10月11日から3日間、臨床栄養の進歩や参加者同士の情報共有を目指し、京都府内でAPJCNのワークショップが開催。これに合わせ府内の病院見学を希望、同院に白羽の矢が立った。
訪問した中国人看護師はいずれも中国内の病院に勤務している。担当する部門は外科、神経内科、肝胆外科、ICU(集中治療室)、内科、胸部外科、腎臓内科、消化器科、神経外科、救急診療科など幅広い。
宇治病院の齋藤文代・看護部長、塩崎忠一・事務部長、赤尾志・栄養管理室室長をはじめ多数のスタッフが対応。挨拶や自己紹介の後、5グループに分かれ病院見学を実施した。
栄養管理室、ICU、救命救急センター、看護部、外科病棟、内科病棟、整形外科病棟、リハビリテーションセンター、産婦人科病棟、NICU(新生児集中治療室)、小児科病棟、放射線科、検査科のなかからグループごとに4カ所を見学。その後、同院の概要紹介や情報交換会を行い、最後にヘリポートを全員で見学し終了した。
「スタッフの教育システムに関心があるようでした。患者さんのためにという思いは同じでしょうから、病院見学を通じ彼女たちの参考になれば嬉しい」と齋藤・看護部長は話す。