徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)10月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1156 一面

看護師の特定行為
南部病院が初研修を開始
まず自院看護師5人受講

南部徳洲会病院(沖縄県)は10月1日、今年度の看護師特定行為研修をスタートさせた。同日、院内で開講式を行い、受講する5人の看護師が出席した。今後1年間かけて研修を行い、修了すれば受講者は「呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連」と「ろう孔管理関連」の2区分に関する特定行為が行える。

離島・へき地の看護師に呼びかけ

開講式に臨む(左から)山岡看護師、加島看護師、亀谷看護師、照屋看護師、岩井看護師 開講式に臨む(左から)山岡看護師、加島看護師、亀谷看護師、照屋看護師、岩井看護師

特定行為とは、医師や歯科医師の指示の下、手順書に基づいて看護師が自ら行える診療補助行為で、21区分38行為に及ぶ。このうち南部病院は8月に厚生労働省から「呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連」(気管カニューレの交換)、「ろう孔管理関連」(胃ろうや腸ろう、膀胱(ぼうこう)ろうカテーテルなどの交換)の2区分3行為の研修機関に指定された。

初の研修受講者はすべて自院の看護師。面談などを行ったうえで、「呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連」では亀谷奈緒美看護師、岩井香緒里看護師、照屋薫乃子看護師、「ろう孔管理関連」では加島卓看護師、山岡裕矢看護師の計5人が選ばれた。

開講式では、赤崎満院長や鵜飼悦子・看護部長が受講者にエール。研修運営メンバーの中村啓介・看護師長(集中ケア認定看護師)が研修の概要説明を行った後、受講者を代表して岩井看護師が「私たちは未来に向かい、力合わせて頑張ります」と力強く宣言した。

研修機関の指定証を手に鵜飼・看護部長(右)と中村師長 研修機関の指定証を手に鵜飼・看護部長(右)と中村師長

研修は、e-ラーニングによる講義(一部はスクーリング)から始まり、循環器、呼吸器、消化管・肝胆膵(すい)、精神系、小児科・産婦人科・高齢者、救急/在宅など共通科目を来年5月までをめどに336.5時間かけて学ぶ。

6月からは、実践をイメージしたトレーニングの「演習」と、実際にベッドサイドに赴いてトレーニングする「実習」を行い(呼吸器〔長期呼吸療法に係るもの〕関連は計21時間、ろう孔管理関連は計48時間)、適宜実施する試験をクリアすれば修了となる。なお、研修を受けるなかで研修施設に症例報告(5例以上)も行わなければならない。

同院は「学修進度表」を用いて受講状況を管理しており、いずれの受講者も「就労しながらも順調に進んでいる」(中村師長)という。鵜飼・看護部長は「とくに医師が少ない離島・へき地病院などで、医学的視点ももち合わせ幅広く対応できる看護師は必要不可欠だと考えています」と強調。

来年度以降は離島の看護師に、より積極的に受講を呼びかけていく意向を示した。

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