徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)10月1日 月曜日 徳洲新聞 NO.1153 三面

徳洲会 11病院から58演題
日本心血管インターベンション治療学会
学術集会で発表

第27回日本心血管インターベンション治療学会学術集会(CVIT(シービット)2018)が3日間、神戸市内で開かれた。徳洲会グループは11病院が計58演題を発表した。「メディカル特別プログラム」の演題の一部を紹介する。

会長企画でスピーチする齋藤総長 会長企画でスピーチする齋藤総長

今回、徳洲会グループで発表を行ったのは、札幌東徳洲会病院、庄内余目病院(山形県)、千葉西総合病院、鎌ケ谷総合病院(千葉県)、東京西徳洲会病院、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、湘南藤沢徳洲会病院(同)、名古屋徳洲会総合病院、八尾徳洲会総合病院(大阪府)、岸和田徳洲会病院(同)、福岡徳洲会病院。

「メディカル特別プログラム」、「メディカル一般演題」、「フォーカスビデオライブ」、「共催セミナー」、「コメディカル特別プログラム」、「コメディカル一般演題」の各カテゴリーで計58演題を発表した。

このうちメディカル特別プログラムでは、湘南鎌倉病院の齋藤滋・総長兼循環器科部長が複数のセッションで登壇。経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)やPCI(経皮的冠動脈形成術)について最近の動向を説明した。

最終日には、会長企画で2015年に他界したPCIの第一人者、光藤和明医師を記念するセッションを設け、齋藤総長が親交のあった医師のひとりとして出会いや思い出を語り、故人を偲んだ。ほかにふたつのセッションで座長を務めた。

会長企画のほかのセッションでは岸和田病院の横井良明副院長がカテーテルを用いた高血圧の治療法をテーマに発表を行った。

飛田医長は計6演題を発表長 飛田医長は計6演題を発表

湘南鎌倉病院の飛田一樹・循環器科医長は「Late Breaking Clinical Trial」(最近よく見られる臨床的な試み)のセッションで発表。「Distal Radial Artery Approach for Coronary Artery Disease(心臓カテーテル検査・治療における遠位橈骨(とうこつ)動脈穿刺(せんし)法)」と題し、自院の取り組みを紹介。

冠動脈造影やPCIを行う場合、一般的にカテーテルを挿入する穿刺部位は手首(橈骨)だが、橈骨動脈の閉鎖リスクを低減するなど、より安全な治療を行うために手首から離れた手の甲から穿刺する。自院で、この方法を実施した700人の患者さんのデータを分析した結果、穿刺成功率は約90%、橈骨動脈の閉塞発現率は0.2%だったことを示した。飛田医長はほかに「ケースカンファレンス」など3つのセッションで3演題を発表した。

臨床研究法について意見する藤原部長 臨床研究法について意見する藤原部長

岸和田病院の藤原昌彦・循環器内科部長はふたつのセッションで2演題を発表。特別企画「Will the new law for “specified clin-ical researches not for Chiken”in Japan improve the quality of Japanese clinical research? (日本で新たに制定された臨床研究法下で実施する特定臨床研究は日本の臨床研究の質を改善するか?)」では、4月に施行された臨床研究法をめぐり、厚生労働省、大学病院、米国食品医薬品局(FDA)の各関係者と議論。

それぞれの立場で意見を述べるなか、藤原部長は厳しいルールを設け研究の不正防止を図る法の趣旨そのものには賛同しながらも、「膨大な事務作業が必要で、大学病院などに比べ人員が限られる民間病院にはハードルが高い」とし、運用については疑問視した。「結果的に世界に後れを取ることがないよう、皆で考えていくことが大切」と締めくくった。

名古屋病院の青山英和・循環器内科部長もシンポジウムのふたつのセッションで発表。心原性ショックに対する治療法として、体外式膜型人工肺(ECMO)と補助循環用ポンプカテーテル(IMPELLA)を併用する「ECPELLA」を導入し始めたことなど、自院の取り組みを説明した。コメディカルを対象としたカテゴリーでは看護師、診療放射線技師、臨床工学技士らが、さまざまなセッションで発表した。

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