2018年(平成30年)10月1日 月曜日 徳洲新聞 NO.1153 四面
仙台徳洲会病院
「ぜひ医療の道へ」
職員の子どもが職場体験
おむつ替えを体験する幼稚園児たち
仙台徳洲会病院は8月18日、同院職員の子どもを対象とした職場体験イベントを実施した。病院がさまざまな職種で成り立っていることや、親が働く職場を子どもに知ってもらうと同時に、医療に対する興味を高めてもらうのが狙い。
当日は幼稚園児から中学3年生まで22人とその保護者が参加。ユニフォームに着替えた後、佐野憲院長が参加した子どもたちに向け「ご両親の職場を見ていってください。興味をもったら、ぜひ医療の道に進んでほしいと思います」と挨拶し、イベントがスタート。
幼稚園児は赤ちゃんの人形を使用しおむつ替えを体験。小学生はトレーニング用の人形を用いて心肺蘇生法(心臓マッサージ)や、粒状のチョコレートを薬に見立て、分包機を使用し一包化するなど薬剤師の業務を経験した。包帯を巻いたり、消毒や血圧測定を行ったりと看護体験も実施。中学生は術衣とマスクを着用し、手術室で鉗子(かんし)を使い針の穴に糸を通すことにチャレンジしたり、腹腔(ふくくう)鏡を操作したりした。最後に修了証の授与を行った。
幼稚園児の母親は「手洗いチェッカーで手にばい菌が付いているのが見えたので、子どもは真剣に手洗いをしました」と目を細めた。小中学生からは「心臓マッサージは大変だったけど勉強になった」、「手術の技術を磨くのは大変だと思った」といった感想が上がっていた。