徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)10月1日 月曜日 徳洲新聞 NO.1153 二面

小児内分泌テーマに
田苗医師が特別講演
第10回症例発表会開く
徳洲会小児科部会

徳洲会小児科部会は8月4日から2日間、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)で第10回症例発表会を開催した。質疑応答も活発で、20人の参加者は研鑽(けんさん)を積んだ。

三宅部長(後列右から2 人目)や田苗医師(前列中央)らが講演 三宅部長(後列右から2 人目)や田苗医師(前列中央)らが講演

初日冒頭、同会の世話人である湘南鎌倉病院の三宅隆太・小児科部長の挨拶の後、長年、鎌倉地区の小児内分泌医療を支えてきた田苗綾子・小児科非常勤医師が「小児内分泌について」と題し特別講演。同院で症例数の多い成長ホルモンの治療を中心に解説した。

地域に根差した医療を提供するために、学校や保健所での医療講演を積極的に行い、参加者に低身長などの子どもがいた場合は、必ず受診を促すなど治療に遅れが出ないように努めてきたことを強調。田苗医師は「内分泌異常は新生児の診察で見逃さないようにすることが大切。治療は生涯にわたるので、地域との連携も必要」と結んだ。

2日目には4病院から10題の症例発表を実施。三宅部長が印象に残った演題として、福岡徳洲会病院の高田太一・初期研修医(2年目)の「髄液中オレキシン濃度の低下なく、自然に軽快した特発性過眠症の1例」、湘南鎌倉病院の辻山美菜子・初期研修医(同)の「日齢1に著明な肝機能障害、高アンモニア血症をきたし心肺停止となった女児の1例」などを挙げ、「貴重な症例を共有できるのも徳洲会ならでは」とグループのスケールメリットをアピール。「全国の徳洲会病院と専門性を共有し、どこでもレベルの高い小児医療を受けられるようにしていきたい」と語った。

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