徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)7月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1092 二面

必要とされる薬剤師へ
徳洲会薬剤部会
全国責任者会議開く

徳洲会薬剤部会は6月17日から2日間、鎌ケ谷総合病院(千葉県)で全国責任者会議を開催。グループ病院の薬局責任者が一堂に会し、各病院の取り組みや来年度の診療報酬改定の動向などを共有した。

「役に立つ薬剤師を目指しましょう」と高橋部会長 「役に立つ薬剤師を目指しましょう」と高橋部会長

初日は福岡徳洲会病院の平川雅章・薬剤部長の挨拶の後、薬剤部、医薬品部からの報告があり、続いて清水悦子・臨床試験部会長が「個人情報の保護に関する法律の改正に伴う人を対象とする医学系研究に関する倫理指針の一部改正」について説明。匿名化の定義の見直しとインフォームドコンセント(説明と同意)の手続きの厳格化を改正のポイントと強調した。

静仁会静内病院の水谷雅子薬局長は「1回量処方、3年半が経過して」をテーマに報告。2013年の電子カルテ導入時に1日量処方から1回量処方に変更したことで、患者さんから不満が出たものの大きなミスは起こらず、切り替え時は丁寧な周知徹底が重要であると説明した。

このほか「日本薬剤師会薬学認定薬剤師制度における研修認定団体について」、「臨床試験データの信頼性を確保するために」などをテーマに報告があり、内容を共有、初日の会合を終えた。

「薬剤師は高齢者の身近な相談役として重要」と谷澤参事 「薬剤師は高齢者の身近な相談役として重要」と谷澤参事

2日目は各病院の取り組み報告からスタート。湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、生駒市立病院(奈良県)、長崎北徳洲会病院、石垣島徳洲会病院(沖縄県)の担当者がそれぞれ患者さんへの多剤投与の適正化などをテーマに工夫点をアピールした。

続いて、日本血液製剤機構の谷澤正明・事業本部事業戦略部参事が「平成30年度診療報酬改定の動向~薬剤部門は今から何をすべきか~」と題し特別講演を行った。このなかで、18年4月の診療報酬改定は介護報酬との同時改定のため、インパクトが大きいと予測。「機能分化と連携」がキーワードになり、薬剤師に求められる役割が大きくなると持論を展開した。

グループ病院の薬局責任者が集まり知識を共有 グループ病院の薬局責任者が集まり知識を共有

とくに「薬剤師外来」の必要性が高まると指摘。「薬物療法が中心で、服薬状況などが治療のカギとなる疾患は、すべて薬剤師外来の対象となります。医師と薬剤師が互いに独立した職能を発揮することで、安全性や医療の質が向上するでしょう」と解説。

最後に一般社団法人徳洲会の高橋智・薬剤部会長が「患者さんのために薬剤師として何ができるか考えるきっかけになったと思います。病棟業務、周術期、地域包括ケアなどで薬剤師がどうかかわっていくか、限られた人員のなかで積極的に活動していきましょう」と挨拶し、2日間を締めくくった。

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