2017年(平成29年)6月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1086 四面
教えてドクター
夏の小児の病気
Q. 「夏場の子どもの病気の処置は?」
お答えします
佐藤正昭・武蔵野徳洲会病院 小児科部長
A. 夏になると、子どもは皮膚の露出が増えます。保育園などで集団生活を送っていると、手足口病(夏かぜの一種で発熱、口内炎、手足の水疱性発疹が特徴)やプール熱(咽頭(いんとう)結膜熱)などを引き起こすアデノウイルスに感染することがあります。細菌が皮膚に感染することで発症し、人に移る「とびひ」も乳幼児に見られます。
保護者の皆さんは、着替えの時などに子どもの肌に汗疹などの異常がないかどうかを見極めてください。共稼ぎの家庭が多いので、子どもの病気が後回しになる例を見受けますが、病気には早めの治療が必要です。当院では夕診も行っています。