徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2016年(平成28年)8月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1046 三面

湘南鎌倉総合病院
シャント手術が堅調
6年で4000件超

「すべてのシャントトラブルに対して、必要があれば即日対応、日帰り手術を行っています」と荻野センター長 「すべてのシャントトラブルに対して、必要があれば即日対応、日帰り手術を行っています」と荻野センター長

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は2010年8月にシャントケアセンターを開設して以来、患者さんや地域の医療機関からの支持を受け、今年7月末時点で手術件数が4042件に到達するなど順調に推移している。

センターではシャント(血液透析に十分な血流量を得るため動脈と吻合(ふんごう)した静脈)の造設のほか、狭窄(きょうさく)、閉塞、感染などのトラブルが発生した際の治療を実施。現在、外科医3人、後期研修医3人で対応している。

センター開設前は主に自院の透析患者さんが治療対象だったが、幅広く受け皿となることで、より地域貢献できると考えた。今では約7割は紹介患者さんだ。「当院には日帰り手術発祥施設としての文化が根付いており、すべてのシャントトラブルに対し必要があれば即日対応・日帰り手術を行っています」(荻野秀光シャントケアセンター長兼外科部長)。透析施設の医師から直通電話での連絡を受け付け、緊急性が高い場合は日曜・祝日も手術する。

紹介患者さんへの適切な対応と治療を継続してきたことで、地域の医療機関との信頼関係を構築。透析施設同士の口コミなどを通じて連携先は70施設を超えるまでになった。

穿刺(せんし)しやすく長もちするシャントの造設を心がけ、その一環でVAIVT(バイブト)(VAインターベンション)を推進。狭窄に対するバルーンカテーテルを用いた血管内治療だ。

「完全に閉塞するとシャントをつくり直す必要があり、患者さんの身体的負担も増します。その前に血管を広げて閉塞を予防し、できる限り長もちさせるのがVAIVTです」(荻野センター長)

地域にシャントトラブルへの対応ニーズがある場合、透析センターを有し院内でシャント手術が可能な病院であれば、従来の仕組みを生かすことで、院外から患者さんの受け入れを増やすことは可能だと荻野センター長は話す。ただし透析導入した施設が慣習的にトラブル時も対応する地域もあるため、実情に応じた取り組みが求められる。

PAGE TOP

PAGE TOP