徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

産婦人科の病気:性感染症(クラミジア、淋菌)

クラミジア

細菌ではなく、光学顕微鏡で姿はみえません。細胞内に寄生し、感染してから1〜3週間で発症するが自覚症状が乏しいのも特徴です。子宮頸管から感染し、そのまま子宮、卵管を経て腹腔内に感染が広がることもあります。慢性持続感染により不妊症の原因となったりすることもあります。
症状として、子宮頸管炎で帯下が増量したり、不正出血、下腹部痛、性交痛、内診痛などが現れたりします。半数以上が無症状のこともあります。

検査として頸管の分泌液のPCR法は感度が高いですが、あくまで子宮頸管のみの検査なので内診などで腹腔内感染を疑うのであれば、血液検査も考慮します。しかし血液検査では感染、既感染の区別がつかず、判断が難しいことがあります。パートナーの感染についても検査します。
治療ではマクロライド系またはキノロン系、テトラサイクリン系の抗生剤を投与します。最もよく使用されるものはジスロマック1日間投与で、他の薬は1週間内服します。2〜3週間後に治癒判定を行います。

淋菌

5類感染症のうちの1つでヒトに対して病原性があり、泌尿器・生殖器(尿道、子宮頸管などの粘膜)に感染します。粘膜から離れると数時間で感染性を失い、温度変化で容易に死滅します。

症状:尿道炎では2〜9日の潜伏期を経て排尿時にしみるような痛みの症状が現れることがあります。子宮頸管炎では無症状なことも多く、女性は気づかないことが多いです。オーラルセックスの増加により、咽頭感染している場合も数十パーセントありますが、症状がない割合も高いです。


現在は一般的にはスワブで粘膜を拭い、PCR法で診断されます。淋菌感染があるとクラミジアにも感染していることがあるので、腹痛などある場合は同時検査を行ったりします。 もともとはペニシリン系などを含め、さまざまな抗生剤に感受性がありましたが、近年では耐性菌も増加してきています。第一選択薬はセフトリアキソンの単回投与となります。

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