徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)9月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1306 二面

病気のはなし63
新たな変異株 新型コロナ感染症

*WHOは感染性や重症度が増し、ワクチンの効果が減弱する可能性が高い変異株をVOC(懸念される変異株)、感染性、重症度が増しワクチンが減弱する可能性がある変異株をVOI(注目される変異株)に分類

WHO(世界保健機関)は8月31日、コロンビアで1月に見つかった新型コロナ感染症の変異株であるミュー株をVOI(注目される変異株)に指定した。ミュー株はその変異箇所から感染力が高い可能性、従来のワクチン効果が大きく減弱する可能性が示唆されているが、現時点ではコロンビアやエクアドルで増加傾向にあるものの、世界的感染には至っていない。

6月14日にVOIに指定されたラムダ株も同様で、南米(ペルー、チリ、エクアドル)で比較的多く広まったことから注目されたが、デルタ株のように急激に従来株と置き換わるほどの感染力の報告はなく、日本ではミュー株、ラムダ株ともに検疫でごく少数の海外渡航者から見つかったのみであることから、現時点では過度な警戒の必要性はないと見られている。

ただ、全世界で報告されている新型コロナ感染症の累計感染者数は2億2,000万人(9月5日時点、厚生労働省)に上り、感染者数が多いとそれだけ新たな変異株の出現スピードも速くなる。WHOがギリシア文字を当てている主な変異株だけで、すでに12種(9月23日現在)あり、細かな変異も含めれば相当な数の変異株がある。引き続き世界の感染動向に注意が必要だ。

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