徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)11月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1262 三面

徳洲会情報システム管理部会
効率・省力・高度化へ
オンラインで全国会議初開催

徳洲会グループ情報システム管理部会は10月17日、今年度の全国会議を開催した。コロナ禍により、初めてオンライン形式で行い、医療機関のシステムエンジニア(SE)、徳洲会インフォメーションシステム(TIS)関係者ら計138人が出席。グループの情報システムに関する状況をはじめ、部会内の各部門やTISによる各種報告など、多岐にわたる情報を共有・確認した。主なものを紹介する。

SEは積極的に情報発信を

初のオンライン全国会議。各施設のSEらが意見交換(写真はTIS会場)初のオンライン全国会議。各施設のSEらが意見交換(写真はTIS会場)

会議は、部会長の日野和彦・新庄徳洲会病院(山形県)情報システム管理室係長の挨拶でスタート。部会の体制を説明した後、各病院SEのレベルアップの必要性を指摘し、「IT(情報技術)で医療現場のさらなる効率化・省力化・高度化に貢献できるよう、部会一丸となり努力し結果を出していきましょう」と呼びかけた。

前半はグループの現状、部会の活動報告と今後の計画を説明。まずTISの尾﨑勝彦社長が徳洲会全体の状況に触れ、あらためて6月に3法人の理事長が安富祖久明理事長に交代したことや、4、5月は厳しかった経営が6月以降は回復傾向にあることなどを伝えた。最後に、コロナ禍でオンライン化が進む現状に言及。

「徳洲会という組織を次の時代に継続させるには、オンライン診療など新しいことにチャレンジしていかなければならない」と呼びかけ、そのためにも院内でSEから積極的に情報を発信する必要性を強調。「システムの変更や新たなシステムの導入、部会で話し合ったことなどを院内できちんと報告・周知してほしい」と訴えた。

その後、部会内に設けている6部門の各担当者が活動を報告するとともに、今後の計画を説明。「人事・教育・研修部門」では、グループの人事システムにSEページを設け、各施設のSEの資格、業務経験、スキルなど情報を登録、部会メンバーで確認できるようにしたことや、教育・研修はWEB形式を柱に進めること、「災害対策部門」では、システムに関するグループ標準の災害対応マニュアル案を提示した。

「法令順守部門」では、グループ初の試みとなる各施設共通のチェックシートを用いた情報セキュリティの自己点検の実施と結果を報告。情報システム運用管理規程の改訂スケジュールなども示した。

「セキュリティ対策部門」では、情報流出対策の観点から、最終的にはグループ全体でUSBメモリの全面利用禁止を目標としていること、「コスト削減対策部門」では、電子カルテ関連の消耗品(患者さんのリストバンド、診察券、領収書・明細書、薬袋など)などの検討や価格交渉を行い、それぞれ成果を得たことを発表。

「学術部門」では、今年部会メンバーが演題発表した学会の報告とともに、学会発表のためのマニュアル作成、次年度の学会発表に向けたプレ発表会の開催を示唆した。

7病院でオンライン診療

最後に、TISの髙橋則之・取締役兼導入管理部長がグループの情報システムの状況を説明。各種システムの導入・更新について示すともに、オンラインツールやアバター、バイタル自動入力、音声入力、非接触診療、リモートICU(集中治療室)、AI(人工知能)などを活用し、診療、面会、健診、医療講演などに工夫を施しているグループ病院の例を報告した。

髙橋取締役は、今後もICT(情報通信技術)やAIなどを積極的に取り入れ、業務効率化や医療の質・患者サービスの向上、職員の満足度強化に努める方針を明らかにした。

後半はTISからの報告が中心。BI(病院情報統計分析)ツールに追加した新機能を解説するとともに、健診や外来でモバイルを活用した問診システム、職員間のやり取りをチャットで行う独自のアプリ、新たな勤怠管理システムを準備していることなどを紹介した。WEBサイト・WEBアプリケーション事業では、各施設のホームページや患者満足度調査アンケート、健診結果閲覧管理システム(PHR)などを手がけていることを披露。

診療をサポートするシステムにも触れ、現在、7病院でオンライン診療を実施していることや、内視鏡について新たな画像管理システムと、さらに病理との連携システムを構想していることなどを報告した。

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