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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)11月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1262 二面

病気のはなし㉞
今後の試験結果見極めを 新型コロナ・ワクチン

新型コロナ・ワクチン

11月9日、米ファイザーと独バイオエヌテックが共同開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンが、第3相臨床試験(最終試験)で90%以上の予防効果が得られたと中間発表があった。6カ国4万3,538人を2グループに分けワクチンもしくは偽薬を投与した結果、効果が確認されたという。同社は安全性のデータがそろう11月第3週以降にFDA(米食品医薬品局)に緊急使用許可を申請する考え。

日本政府はファイザーと来年6月末までに1億2,000万回分(6,000万人分)のワクチン供給を受けることで合意している。先月、閣議決定した予防接種法改正案により、国が買い上げたワクチンは接種費用無料で、有害事象(副作用)についての救済措置も整え、企業の賠償責任も国が肩代わりする方針だ。すでに同ワクチンは、日本で第1相、第2相試験も行われており、順調にいけば来年5月下旬~6月上旬に厚生労働省の承認を経て供給可能になる見とおし。

しかし、同ワクチンは長期(6カ月間)保存にはマイナス70度以下の超低温保管が必要なこと(通常の冷蔵では保管可能期間5日間)、現在はあくまで中間発表の段階であり試験が進むなかで有害事象が確認されるかもしれないこと、高齢者への予防効果や重症化阻止については未確認など課題もあり、今後の試験結果を冷静に見極める必要がある。

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