徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)11月9日 月曜日 徳洲新聞 NO.1261 二面

コロナ陽性受け入れ トップが即断即決
葉山ハートセンター 田中院長が講演

田中院長の講演に真剣に耳を傾ける来場者(医療と介護の総合展)田中院長の講演に真剣に耳を傾ける来場者(医療と介護の総合展)

葉山ハートセンター(神奈川県)の田中江里院長は10月14日、千葉県で開催された「第3回医療と介護の総合展」で、特別講演の講師として「新型コロナウイルス感染患者受け入れ、どのように難局を乗り越えたか? ─HAYAMA mission─」をテーマに講演した。

同センターは新型コロナの感染拡大初期に厚生労働省の要請に応え、大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」から陽性患者さん10人(すべて乗組員)の入院を受け入れた。2月24、25日に5人ずつ、徳洲会がグループを挙げて物的・人的に整備したコロナ専用病棟に入院。3月14日までに全員のPCR検査陰性を確認して退院。対応したスタッフ全員が感染することなくミッションを成功させた。

田中院長は体制整備の経過や工夫、苦労、どう乗り越えたかなど説明。そのうえで「成功の要因は3つ。徳洲会グループの組織力、感染防御の徹底、グループ病院で共通の電子カルテを導入していたことにより、応援スタッフがスムーズに患者さんのケアに入れたことです」とまとめた。

最後に「危機や緊急時の対応は災害対応と同じで、情報や事態は刻一刻と変化し、こちらの十分な対応を待ってはくれません。トップの即断即決が重要だとあらためて実感しました」と心情を吐露した。

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