徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)10月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1257 二面

病気のはなし㉚
自己判断で服薬中止は危険 ぜんそく

ぜんそく

季節の変わり目は、ぜんそくの発作が起こりやすい時期でもある。ぜんそくと言えばヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)が頭に浮かぶが、成人では症状がせきだけのケースも多い。

主な原因はアレルギーだが、成人はストレスやかぜなどをきっかけに突然、発症することも。かぜと間違われやすいが、「2週間以上せきが続く場合は、ぜんそくや結核など何らかの呼吸器疾患の可能性があります。ぜひ近医に受診を」と白根徳洲会病院(山梨県)の河西富彦・呼吸器内科医長は呼びかけている。

ぜんそく死は吸引ステロイド薬の登場で大幅に減少したが、適切な治療を受けていないと軽~中等症でも生命に危険が及ぶ可能性がある。「とくに怖いのが吸入ステロイドなど抗炎症治療を自己判断で中断し、発作止めの薬だけを吸入しているケースです。徐々に薬の効きが悪くなり、ある日、激しい呼吸困難に陥ってしまいます」(河西医長)。

逆に、医師の指導の下、薬でコントロールできていれば、健常人と変わらぬ生活やスポーツが可能で、清水宏保・元スピードスケート選手のように、ぜんそくをもちつつも、オリンピック金メダリストになれる選手もいる。予防法はアレルゲン(アレルギーを起こす物質)に接触する機会をできるだけ減らすこと。多いのが有毛動物の毛やダニ、ハウスダストなどだ。

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