徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)10月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1257 四面

教えてドクター 要介護への移行期

藤田安彦 徳之島徳洲会病院院長(医学博士、日本医学放射線学会研修指導医、日本プライマリ・ケア連合学会指導医) 藤田安彦
徳之島徳洲会病院院長
(医学博士、日本医学放射線学会研修指導医、日本プライマリ・ケア連合学会指導医)

「歩く速度が落ち、物も落とします」(69歳・男性)

お答えします。

A高齢者の心身の活動が低下している状態をフレイル(虚弱)と言います。歩行速度や握力の低下はフレイルの代表的な目安。これ以外にも体重減少、筋力低下など身体的変化に加え、疲労感や認知症、引きこもりなど精神的・社会的活動の低下も見られ、多くの場合、それらが複合的に絡み合っています。

進行しても要介護に移行する境目の状態では、適切に対応することで健康寿命が延伸できる可能性もありますので、介護予防が大切になります。具体的には適度な運動、バランスの取れた三食の食事、規則正しい生活、町内会や趣味サークルなど他者とコミュニケーションができる活動への参画などです。

ラジオ体操などもいいかもしれません。食事は、高齢者の場合はとくに動物性タンパク質を多めに摂ることをお勧めします。咀嚼(そしゃく)力や嚥下(えんげ)機能も重要ですので、口腔(こうくう)機能維持のため定期的な歯科検診も大切です。こうした努力の積み重ねが、年を重ねれば重ねるほど大きな違いとなって体に現れます。地道な努力ですが、ぜひ、身近なところから始めてください。

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