徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)8月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1250 三面

武蔵野病院
医療安全に職員一丸 情報共有と自主性醸成

武蔵野徳洲会病院(東京都)は医療安全に力を入れている。昨年、インシデント(ヒヤリ・ハット)レポートシステムに報告された「警鐘事例」を低減するために部署単位、さらに全職員を対象にカンファレンス(会議)を実施。今年は主に新型コロナウイルス感染対策に注力している。

医療安全管理室には吉田師長が職員の相談に乗るためのブースも医療安全管理室には吉田師長が職員の相談に乗るためのブースも
「院内対応Q&A」をもとに「COVID-19編」を作成し全職員と共有「院内対応Q&A」をもとに「COVID-19編」を作成し全職員と共有

インシデントレポート中の「警鐘事例」とは、①仕事を完結させずに、その場を離れ放置、②逸脱した確認方法による患者さんの誤認、③針捨てBOXの不携帯、未使用――など医療従事者としてのモラル(医療倫理的問題)にかかわるものと定義。同院の医療安全管理室は昨年、この発生を月10件以下に抑えることを目標に活動した。

まずは部署ごとに医療安全カンファレンスを実施、共通テーマとして「なぜ起きたのか」、「何に気を付けているか」を話し合った。その内容から多職種で交わる必要性を感じ、次のステップとして全職員混合カンファレンスを実施。62人が参加し、グループに分かれ「理想の病院とは」をテーマにディスカッション、さらに具体的な行動目標に落とし込んだ。

同室はカンファレンスで出た発言を「職員の一言集」としてまとめ、全部署に回覧。同室の吉田和子・看護師長は「良い発言が多かったので、参加できなかった職員にもフィードバックしました。トップダウンではなく、自分たちで考える力を伸ばし、"同じ価値観をもった仲間がいる"ことを認識してもらいたいと考えましたが、一定の効果は得られたと思います。目標値もクリアできました」と強調する。

このように職員が一丸となって物事に対応する姿勢は、新型コロナウイルス感染対策でも重要となる。同室では部署間の温度差をなくすために、どのエリアで何が行われているかを全職員に共有、「院内対応Q&A COVID-19編」も作成した。吉田師長は「今後も医療安全の意識を高めるため、院内研修を充実していきたいです」と意欲的だ。

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