徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)8月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1250 二面

病気のはなし㉔
乳幼児の口内に水泡多数 ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナ

乳幼児が突然、38~40度の高熱を出し、その口内に小さな水泡がたくさんできていれば、ヘルパンギーナの可能性がある。これは6~8月の夏季に流行するウイルス性の感染症で、主に0~5歳が罹患(りかん)する。手足口病と症状がよく似ているが、ヘルパンギーナは水泡が口内のみにできるのが特徴だ。

感染経路は、くしゃみなどによる飛沫(ひまつ)感染と、ウイルスが付着した手指で目や鼻、口などに触れることで感染する接触(経口)感染があり、潜伏期間は2~4日ほど。「子どもは注意していても、うっかり手指を口に入れてしまうことが多いため、マスク、手洗い、うがいといった基本的な感染対策の徹底が大切です」と仙台徳洲会病院の髙野恵・小児科医師。

残念ながら予防に有効なワクチンはなく、治療法もないため、熱が高ければ解熱剤、水分が摂れないほど症状が悪化すれば点滴など対症療法が中心となる。症状は2~3日続くものの、予後は基本的に良好。しかし、まれに熱性けいれんを起こしたり、無菌性髄膜炎により嘔吐(おうと)したりすることがあるため、「症状のあるうちは、お子様を注意して観察し、異変があれば小児救急電話相談に連絡したり、救急車を呼んだりして対応してください」と髙野医師は呼びかけている。

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