2020年(令和2年)6月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1240 四面
入所者さんの様子 手紙で家族に報告
面会制限により老健吹田徳洲苑
手紙の例。さまざまな場面で撮影し最も表情の良い写真を採用
家族から寄せられたお礼の葉書
介護老人保健施設吹田徳洲苑(大阪府)は2週間に1回のペースで、入所者さんの様子を記した手紙を家族に送付している。新型コロナウイルスで面会を禁止している状況をふまえ、家族の不安を軽減するのが狙い。手紙には、入所者さんの写真とともにスタッフの直筆メッセージが添えられる。受け取った家族から、相次いでお礼の葉書が寄せられるなど好評だ。
「面会制限により、入所者さんは不安を募らせ、ご家族も心配されていました。その様子を見た酒井敬施設長が『何とかしたい』とスタッフと一緒に対応を協議。写真入りの手紙に取り組むことになりました」と並河俊弘事務長。写真撮影はリハビリテーションスタッフ、近況報告は看護・介護スタッフと役割分担しながら、「できるだけ早く届けられるように腐心した」(並河事務長)という。酒井施設長は「写真撮影に手書きのメッセージと、手間はかかりますが、こんな時だからこそ気持ちが伝わるように丁寧な対応を心がけています」。