徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)10月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1208 三面

第8回春日井心臓血管セミ
低侵襲治療テーマに講演 名古屋病院が開催

名古屋徳洲会総合病院は9月21日、愛知県内で第8回春日井心臓血管セミナーを開催した。地域の医療機関に心臓治療に関する最先端の情報を提供するのが目的。今回のテーマは「心臓弁膜症に対する低侵襲治療」で、150人超が参加した。

白井部長はTAVIやMitral Clipなどカテーテル治療を説明 白井部長はTAVIやMitral Clipなどカテーテル治療を説明

冒頭、大橋壯樹総長が「今回はカテーテル治療とダヴィンチ手術、内科と外科で名実ともに日本のトップランナーの2人をお招きしました。この機会に最新知識を共有しましょう」と挨拶。まず、同院の児島昭徳・心臓血管外科部長がTAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)と内視鏡下手術支援ロボットのダヴィンチを用いた心臓手術の実績について報告した。

続いて、小倉記念病院の白井伸一・循環器内科部長が「SHD(構造的心疾患)に対するカテーテル治療の現状と未来~TAVI・Mitral Clipについて~」と題し講演。TAVIのデバイス(医療機器・材料)の進化に触れた後、今後は「手術リスクが高いから」ではなく、「解剖学的にTAVIに適しているから」との旨で適応拡大を予測した。

Mitral Clip (経皮的僧帽弁接合不全修復システム)では、弁自体が悪い僧帽弁閉鎖不全症(MR)には手術を優先するが、心機能が悪いMRでは症例を選べばMitral Clipの施行により、死亡率低下が見込まれると解説。さらに最新の僧帽弁治療デバイスにも言及した。

ダヴィンチ手術のポイントや将来展望など語る石川部長 ダヴィンチ手術のポイントや将来展望など語る石川部長

ニューハート・ワタナベ国際病院の石川紀彦ロボット外科部長は「僧帽弁内視鏡手術を可能にしたダヴィンチロボットの魅力~400例の経験から~」をテーマに講演。心臓外科手術の低侵襲化、内視鏡手術導入の問題点など論じた後、手術支援ロボットの有効性を紹介。写真や動画を用い、ダヴィンチ手術の流れや特徴を説明した。

患者さんの体型にも触れ、肥満や漏斗(ろうと)胸、豊胸術後を例にポイントを解説。最後に、同院の実績や同分野の将来展望など紹介し、「今後はAI(人工知能)の導入、遠隔手術など、さまざまな可能性が広がっています」とまとめた。

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