徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)10月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1208 二面

徳洲会臨床工学部会
初の全国責任者会議 業務標準化に向け意思統一

徳洲会グループ臨床工学部会は9月14日から2日間、吹田徳洲会病院(大阪府)で全国責任者会議を開いた。各施設の臨床工学技士長が一堂に会する形は初。計64人が参加し、医療安全や患者さん満足度の向上などを目的に、多様化する臨床工学技士の業務標準化を図るため活発に意見を交わした。臨床工学技士の通称を「CE」に統一する方針も確認した。

全国から計64人が出席(前列中央が本間部会長、その左が本間理事長) 全国から計64人が出席(前列中央が本間部会長、その左が本間理事長)

会の冒頭、部会長の本間久統・庄内余目病院(山形県)医療安全管理室長(臨床工学技士)が部会の現状と課題を説明。各施設の業績や対策を示した後、部会の運営に言及し、今後、業務の標準化を進める方針を明示した。

具体的には、近年、医療機器の管理をはじめ、記録の電子化など診療に関連する多様なシステムの整備や災害に備えた病院設備の管理、医療安全に関する院内活動、後進育成など、臨床工学技士の業務が多岐にわたり、業務の進め方なども各施設で異なるため、昨年から部会内に専門部門会を設けたことをあらためて紹介。①血液浄化、②呼吸器、③高気圧酸素、④内視鏡、⑤手術、⑥カテーテル、⑦システム、⑧JCI(国際的な医療機能評価)・設備――の8部門からなり、各部門で業務の標準化、機器・消耗品の統一、教育・情報の共有を図っていくとした。

そのうえで、今回は5部門の各担当者が取り組みの現状と今後の方針を報告。JCI・設備では、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の高室昌司・臨床工学室長(同部会副部会長)が、業務標準化による期待として、医療安全および患者さんの満足度向上、コスト抑制を挙げ、「当部会も世界標準を目指す」と強調。認証取得で求められる国際患者安全目標について説明した。

このほか、カテーテル、手術、内視鏡、システム部門の各担当者が、使用している機器のタイプや使用時の手順、機器管理方法などグループの現状を示すとともに、購入方法や研修方法教育なども含め、今後、標準化していくべき項目を示唆した。

外部から日本臨床工学技士会(日臨工)の本間崇理事長(善仁会グループ安全管理本部長)を招き、「医療安全と標準化」と題する特別講演も実施。本間理事長は臨床工学技士数の増加や女性比率の向上など現状を紹介するとともに、日臨工では今後①医療機器の管理を通じた医療安全の推進、②在宅医療の推進への積極参加、③医師の働き方改革にともなうタスクシフト――などに取り組んでいくことを強調。自グループの取り組みなども交えながら、とくに教育の重要性などを訴えた。

また本間部会長が臨床工学技士の通称にも言及。ME(Medical Engineer)やCE(Clinical Engineer)など複数用いられているなか、「私たちは、あくまでも臨床の職種」とし、徳洲会グループ幹部の了承を得たうえで、今後はCEに統一する方針であることを打ち出すと、会場から賛意を表す拍手が起こった。

終了後、参加者からは「部会の方向性を共有できたことや、横のつながりができたことが良かったです」といった声が聞かれた。

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