徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)10月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1208 一面

第4回徳洲会グループ病院長研修会
問題解決スキルなど学ぶ
「失敗の経験を再発防止システムに」

一般社団法人徳洲会(社徳)は都内で第4回徳洲会グループ病院長研修会を開催した。32人の院長が参加し、主に徳洲会幹部が講師を務め、院長が知っておくべきグループの運営方針や経営、コンプライアンス、臨床研修のことなどについて講義を行った。さらに今回は、問題解決手法を学ぶグループディスカッションを実施。終始、積極的な姿勢で取り組む姿が見られ、有意義な2日間を送った。

患者さん体験価値 評価・向上へ

全国の徳洲会病院から32人の院長が参加 全国の徳洲会病院から32人の院長が参加

同研修会は8月31日から2日間にわたり開催。

はじめに社徳の鈴木隆夫理事長が「徳洲会のあゆみと将来構想~経営手法と実践~」をテーマに講義を行った。ガバナンス(組織統治)やコンプライアンス(法令順守)体制の確立、法人の再編成など、これまでの取り組みを説明。続けて、院長に求められる基本的態度として「未来志向」、「外部志向」などを挙げた。

今後の方向として「患者さんの体験価値を評価・向上する仕組みをつくる」、「失敗の経験を再発防止システムの構築に生かすため、弱さを見せ合える組織をつくっていく」、「徳洲会ブランドの確立を図り、質・量ともに日本一を目指す」ことなどを掲げた。

次に、社徳の安富祖久明・副理事長が「問題解決の手法:コミュニケーションとリーダーシップ」を講義。問題解決手法や品質管理手法(特性要因図やPDCAサイクル、TQC活動など)を解説し、コミュニケーションの3要素として①伝える能力、②受け取る能力、③非言語コミュニケーション能力を挙げた。

鈴木理事長(右)の講義を熱心に聴講 鈴木理事長(右)の講義を熱心に聴講

また、診療を行う一連の流れのなかで、職員とのコミュニケーションが生まれ、信頼関係がつくられていくことも指摘し、プレイングマネジャーとして診療を続けることの大切さを強調した。

この後、医療法人沖縄徳洲会の篠崎伸明・副理事長が「臨床研修について」をテーマに講義。「徳洲会説明会→見学・実習→受験→マッチングという流れの入り口である徳洲会説明会への積極的な参加をお願いします」と呼びかけた。

初日最後は、メディカルクリエイトの遠山峰輝代表を講師に迎え、問題解決スキルを習得するグループワークを行った。演習問題を行いながら、ゼロベース思考、論理思考、ピラミッドストラクチャー、仮説思考、論理ツリーなどを学んだ。社徳の福田貢・専務理事がグループワークの総括を行い、1日目は終了。

2日目は、社徳の福島安義・副理事長が「1.トータルヘルスケアについて、2.コンプライアンスに関する注意事項」を講義。「退院後に行く先がない患者さんがいらっしゃいます。その状況を何とかするために、高齢者向け住宅の開設を計画しています」と切り出し、開設場所など検討状況を説明した。コンプライアンスに関しては、ハラスメント防止のため、コミュニケーションを図りやすい環境づくりの重要性などを呼びかけた。

グループワークでは活発にディスカッション グループワークでは活発にディスカッション

続いて、医療法人徳洲会の東上震一・副理事長が「病院運営(経営)において院長・副院長が知っておくべき幾つかの事」と題し講義。病院経営を取り巻く環境に触れ、財務諸表から読み取れることなどを解説し、「あくまでも患者さんの側に立ち、より良い医療を追い求め、徳洲会の理念を堅持」、「優秀な人材の育成・確保」など方針を掲げた。最後に、濵・宇佐見法律事務所の保坂慶太弁護士が民法改正・パワハラ防止法成立について解説を行い、研修は終了。

参加した院長からは「患者さんや職員を守るために、覚悟をもって院長職を務めていきたいとあらためて感じました。ふだん話す機会のない先生と交流でき、横のつながりを広められたのもとても良かったです」、「刺激をもらいました。これからも一番弱い立場の目線で、物事を考えていきたい」といった感想が聞かれた。

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