徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)8月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1198 一面

池村・中部徳洲会病院CE
最優秀演題に選出
日本高気圧環境・潜水医学会

「受賞を糧に、より一層精進し業務に取り組みます」と池村CE 「受賞を糧に、より一層精進し業務に取り組みます」と池村CE

第16回日本臨床高気圧酸素・潜水医学会学術集会・第54回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会

合同学術集会2019(メインテーマ:絆――高気圧酸素治療の安全と教育――)が都内で2日間開かれ、徳洲会グループは4演題を発表した。このうち中部徳洲会病院(沖縄県)の池村昭仁・臨床工学技士(CE)の発表が最優秀演題に選出された。テーマは「当院における高気圧酸素治療のスタッフ教育を実施して」。

同院では高気圧酸素治療(HBO)に21人のCEがローテーションで対応。業務経験にばらつきが見られたため、2016年から年2回、21人全員に操作管理と危機管理の訓練を実施している。

池村CEは、発表で18年の訓練内容と訓練後に行った参加者へのアンケート調査結果を報告。訓練に対する満足度は高かったものの、患者さん確認のためのダブルチェックが徹底していないなど課題が見つかったことを明かし、「安全基準やインシデント共有なども含め、総合的な教育を継続して行っていくことが重要と考えられます」と締めくくった。

このほか、「減圧症症例登録に向けて」をテーマとするシンポジウムで、南部徳洲会病院(沖縄県)の清水徹郎・高気圧酸素治療部部長兼救急診療部部長が「ダイバーが再圧治療施設に求めるもの」と題し発表。自身の経験から、①消防や海上保安庁を経由せず、患者さん自ら減圧症と判断して来院、②減圧症のタイプを見極めるのが困難、③観光客のためフォローアップが難しい――といったケースが多いことを示し、沖縄県では減圧症例の全数調査が難しい点や、初診医が調査票に記載できる項目が限られる点を強調した。清水部長は一般演題でも「減圧障害診療における臨床研修のあり方」と題し発表した。

一般演題では松原徳洲会病院(大阪府)の平田裕久・外科部長が「高気圧酸素療法を併用することで切断範囲を縮小することができた前足部壊死(えし)の2例」をテーマに症例報告。「創傷治癒の促進作用」や「感染制御」などをHBO効果に挙げ、切断範囲を最小限に抑えることで患者さんのQOL(生活の質)の低下もとどめたことをアピール。 「さらなる症例の蓄積が望まれます」とまとめた。

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