徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)8月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1198 一面

健診・人間ドック
徳洲会インフォメーションシステム
受診者へPHRサービス
今年度中に一般に向け開始計画

徳洲会インフォメーションシステム(TIS)は健診・人間ドック受診者を対象としたPHR(Personal Health Record)サービスの取り組みを開始した。PHRは患者さん本人が自らの医療・健康情報を管理し、いつでも情報にアクセスできる仕組みのこと。今回のPHRでは専用サーバーに保存された健診結果データを、受診者はスマートフォンなどの端末からアクセスし、いつでも閲覧できる。翌年以降は一部病院を除き、どの徳洲会病院を受診しても時系列で結果の推移を確認できる。健康管理に資する利便性の高いツールだ。現在は徳洲会グループの職員を対象に試験運用しており、微修正を加えたうえで今年度中には職員以外の一般の方々向けにサービスを開始する計画。

PHRの開発を担当したTIS開発部Web事業課のスタッフ(中央が新野係長) PHRの開発を担当したTIS開発部Web事業課のスタッフ(中央が新野係長)

健診・人間ドックのPHRは4月に3病院で開始。順次拡大し8月中旬時点で、約30病院で稼働している。引き続き、共通の電子カルテ・健診システムを導入しているグループ病院を対象に、59病院まで拡大する予定だ。

TISの尾﨑勝彦社長は「WEBで簡単に結果を閲覧でき、PHRの専用サーバーにデータがあるため紛失の心配もありません。さらに、共通の電子カルテ・健診システムを入れているグループ病院であれば、どこで受診してもデータを時系列に表示でき、健康状態のチェックが容易になります。ぜひ活用し健康増進に役立てていただきたい」とアピールする。

PHRの開発を担当した総合判定結果のページ。5年分を一覧できる(パ
ソコン表示) 総合判定結果のページ。5年分を一覧できる(パソコン表示)

具体的な利用方法は、徳洲会グループ病院で健診・人間ドックを受け、受診後に郵送される結果報告書に記載されたQRコードをスマートフォン(スマホ)のカメラで読み取り、アカウント登録画面にアクセス。かかりつけ病院や診察券番号、生年月日、メールアドレス、案内資料に記載されたシリアルナンバーを入力し、パスワードの設定を行い、認証されると利用可能になる。

健診結果の表示画面はパソコン、スマホ、タブレットなど、あらゆる画面サイズに対応。総合判定(標準検査項目)、検査項目の詳細(検査値、所見、判定)を最長5年分まで表示できる。結果報告書をPDFファイルとして出力することも可能。受診から1年間経過すると、ログイン後に健診・人間ドックを案内し、受診漏れを防ぐアナウンス機能も付加した。

項目別の詳細結果のページ(スマホ表示。スワイプすると過去の結果も) 項目別の詳細結果のページ(スマホ表示。スワイプすると過去の結果も)

開発のきっかけについて尾﨑社長は「全国各地に事業拠点をもつ広域企業から『転勤しても健診・人間ドックの結果を一元的に閲覧・管理できる仕組みがあると助かる』という相談を受けたことです。メディカルツーリズム(医療観光)の外国人受診者さんに、結果のデータをできるだけ早く届けることにも役立つことから開発に取り組みました」と説明。

患者さんの健康管理や医療費削減などに資することから、将来的には診療データも含めた網羅的なPHRの開発にも取り組みたい意向だ。また今後、オプション検査項目への対応を進めるとともに、AI(人工知能)を搭載し、健診結果をもとに各受診者に合わせた生活習慣改善のアドバイスを提供するなど、PHR独自の付加価値をもたせていく構想もある。

TIS開発部Web事業課の新野太一郎係長は「現在は徳洲会グループの職員の方々が対象ですが、今年度中には一般の方々向けのPHRサービスを開始する計画です。徳洲会グループ病院で健診・人間ドックを受けていただいている方々は、年間約60万人にも上ります。グループ職員に利便性を提供するとともに、一般向けのサービス開始後には、より多くの方々にお使いいただければと考えています」と積極的にピーアールしている。

なおTISは現在、AIを活用した受け付けサービスの開発にも取り組んでいる。窓口で来訪者の対応を行ったり、各種案内・説明を行ったりするサービスで、開発に成功すれば、医療現場のさまざまな場面で応用できる可能性があるという。

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