徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)5月20日 月曜日 徳洲新聞 NO.1185 三面

名古屋病院
インペラの普及に力
大城医長がインドで発表

アジア心臓血管胸部外科学会でインペラをテーマに発表する大城医長 アジア心臓血管胸部外科学会でインペラをテーマに発表する大城医長

名古屋徳洲会総合病院の大城規和・心臓血管外科医長(現・大垣徳洲会病院心臓血管外科部長)は、インドで開催されたアジア心臓血管胸部外科学会で、インペラ(カテーテル型左心室補助装置)をテーマに発表した。

演題名は「New therapy management of severe heart failure on our hospital(当院における心原性ショックを伴う重症心不全に対する新たな治療戦略)」。2月22日に行った発表ではインペラを使用した24症例(2017年12月~18年10月)について報告。インペラは左室から脱血し、大動脈から順行性に送血することで、心負荷軽減と循環改善をもたらす。

同院での単独導入は8例、循環破綻例に対するECMO(別名PCPS)とインペラを併用したエクペラの導入が16例。大城医長は、インペラは低侵襲かつ迅速に導入可能であり、超短期間で循環動態の改善を認めるなどポイントを示すとともに、心原性ショック(CS)をともなう重症心不全のリカバリーとしてきわめて有効であったと強調。今回は重症例、臓器不全症例が対象であり、短期・中期の成績を含め、さらなる経験の蓄積が必要であると結んだ。

大城医長は「当院でのインペラの使用は、3月現在で35症例まで伸ばしています。インドでは使用されていますが、他のアジア各国での使用経験はないため、日本から情報発信していくつもりです。今はまだ使い方が難しいデバイスですが、症例を重ねて標準化できるよう努力します」と意欲的だ。

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