徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)5月20日 月曜日 徳洲新聞 NO.1185 一面

山本・東京西病院部長
『Endoscopy』
動画部門で承認

胆道鏡スパイグラス用いた症例

山本部長(後列右から3人目)と内視鏡チームのメンバー 山本部長(後列右から3人目)と内視鏡チームのメンバー

東京西徳洲会病院の山本龍一・肝胆膵(すい)内科部長兼内視鏡センター長兼消化器病センター長は、自院で行った治療動画を内視鏡分野で著名な海外の学術誌『Endoscopy』に投稿、同誌の動画投稿部門「Endoscopy E-Videos」で承認された。症例は胆道鏡「スパイグラスDS」を用いて肝内結石を破砕したケース。

通常、肝内結石は内視鏡を十二指腸乳頭部まで挿入し、内視鏡の鉗子(かんし)口から細い胆道鏡を、胆管の出口から逆行性に挿入して治療する。しかし「肝内結石は非常に奥まった位置にあることが多く、治療の難易度が高い」(山本部長)ことから、同院では2017年からスパイグラスDSを活用。画質・操作性が優れ、直視下で治療が可能な特徴を生かし、治療を行っている。

動画では、スパイグラスDSの先端にある端子からの衝撃波で結石を破砕するまでの様子を紹介。また、胆管と十二指腸の一部が瘻孔(ろうこう)(皮膚・粘膜や臓器の組織に炎症などによって生じた管状の穴)で開通しており、その穴からアプローチする様子も解説した。

山本部長は「一般的なアプローチ方法とは異なるまれな症例。私が知る限り、世界を見ても同じ報告はありません」と症例を述懐。「内視鏡に携わる医師であれば誰もが知っているような著名な学術誌に認められ、大変嬉しく思います。これも動画共著者の渡部和巨院長をはじめ、内視鏡チームのおかげ。今後も、より良い治療が提供できるように皆で努力します」。

山本部長によると、同症例の患者さんは治療後、順調に回復。外来で定期的に受診しているものの、「ほぼフォローする必要がないくらいまでに戻ってきています」とアピールしている。

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