2019年(平成31年)3月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1176 二面
医療メディエーター養成研修会
第三者的立場で橋渡し
徳洲会 医療安全管理部会
徳洲会医療安全管理部会は2月16日から2日間、武蔵野徳洲会病院(東京都)で「第3回医療メディエーター養成研修会」を開催した。同研修会はメディエーション(関係の調整)の考え方をもつ職員を養成し、患者さんと医療者の間に生じる誤解や理解不足を補うのが目的。医師、看護師、事務職員など36人が参加した。
志賀副院長の講義に真剣に耳を傾ける参加者
医療メディエーター(医療対話推進者)は患者さんと医療者の間で発生するトラブルや相談事に対し、第三者的立場で両者の対話の橋渡しする役割を担う。講師は医療メディエーションのトレーナーである北福島医療センターの志賀隆副院長、榛原総合病院(静岡県)の増田伊佐世・看護部長。
まず、メディエーションの定義や対話の重要性、具体的な方法論など講義。メディエーターは両者の関係再構築を目標に対話の場を設け、第三者的立ち位置で双方の言い分を受け止め、自身の意見は出さず質問をとおし対話を推進する役割があることなどを学んだ。
講義の後、患者さん役、医療者役、メディエーター役に分かれて、ロールプレイを実施。日常よく聞かれる苦情から、遺族の訴えなど重い内容まで多くの対話を体験した。その際、患者さんは、当初示していた問題とは別の問題を抱えていたり、医療者との間に認識のズレや互いの情報不足による誤解が生じていたりする場合が多いことに気付いた。
研修会終了後、参加者からは「患者さんの苦情は、ただ怒っているわけではないと感じることができたので良かったです」、「医療は人と人とのかかわりなので、お互いが気持ち良くかかわりがもてるようにしたいと思います」など感想が聞かれた。来年度は年2回開催する予定。