徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(平成31年)1月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1169 三面

湘南藤沢病院
国際的な神経学会議で発表

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の医師1人、理学療法士3人は、43カ国から1,755人が参加したアジア・オセアニア神経学会議(韓国・ソウルで開催)で、神経難病に関する4演題を発表した。

積極的に交流し自信深まる

左から伊藤部長、角田PT、堀越PT、阿部PT 左から伊藤部長、角田PT、堀越PT、阿部PT

伊藤恒・神経内科部長は「MRガイド下集束超音波にて片側淡蒼(たんそう)球破壊術を行ったパーキンソン病の3例」をテーマに報告。淡蒼球凝固術は技術的に難しいにもかかわらず、「全例で運動機能とジスキネジアが改善し、重篤な有害事象を認めませんでした」と強調した。

角田賢史・理学療法士(PT)は「ITBを行ったAMNの1例」と題し発表。AMNは神経難病のひとつである副腎白質ジストロフィーの亜型で、ITB(バクロフェン髄注療法)を実施して長期経過を観察した報告はまれとされる。発表では、PTの観点から痙縮(けいしゅく)(筋の突っ張り)や歩行障害の改善を詳細に検討した。

堀越一孝PTは「HALによるリハビリを行った筋萎縮性側索硬化症の2例」、阿部誠也PTは「HALによるリハビリを行った筋強直性ジストロフィーの2例」をテーマにそれぞれ報告。サイボーグ型ロボットであるHALは8つの神経難病に対して保険適用となっているが、いまだ症例報告が少なく、具体的なリハビリテーションのスケジュールや長期治療成績について検討が必要とされるため、貴重な症例報告になった。

発表後、堀越PTは「少数例の検討ですが、HALによって歩行機能が維持される傾向が示されました」、阿部PTは「両疾患ともにHALを導入した症例がさらに増えているので、より多数例を長期に観察して論文にまとめたいです」と意欲を示した。

同院の渡邊宏樹リハビリテーション室長は「会議に参加した3人のPTはいずれも韓国、マレーシア、インドの先生方と意見交換することができ、自信が深まったようです。他のスタッフにもどんどん発表してもらいます」と鼓舞している。

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