徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)4月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1130 三面

千葉徳洲会病院
糖尿病に特化した
薬剤師外来が好評

「薬のプロとしての職域を生かしていきたい」と福井薬局長(左)と石村副主任 「薬のプロとしての職域を生かしていきたい」と福井薬局長(左)と石村副主任

千葉徳洲会病院は糖尿病に特化した薬剤師外来を開設、好評だ。同外来は毎週金曜日の午前中のみ、日本糖尿病療養指導士の資格をもつ石村淳・薬剤部副主任が担当し、1日に5~8人ほどの患者さんと面談。処方された薬が服用できているか、副作用はないか、食事・運動習慣はどうかなどを確認し、さらに処方提案をすることもある。

糖尿病内科を受診予定で、HbA1cが半年以上7.5%超の患者さんが対象。予約が入っている患者さんのうち、薬剤師の面談が必要な患者さんを石村副主任がピックアップ、担当医の了解を得た後、患者さんは待ち時間を利用し薬剤師外来を受診する。指導内容、処方提案などは、すぐに担当医に伝え、糖尿病内科の診察に役立てている。

薬剤師外来で患者さんに気軽に話してもらえるように配慮する石村副主任(左) 薬剤師外来で患者さんに気軽に話してもらえるように配慮する石村副主任(左)

石村副主任は「患者さんには医師の診察の前に薬剤師外来を受診してもらっています。薬剤師が処方提案をしても、その日の診察で採用するかどうかが決まるので、患者さんには時間のロスがなく良いと思います」とメリットを説明。さらに外来で気を付けていることとして、「なるべく患者さんにたくさん話していただきます。なぜ薬が飲めないのか、どうすれば飲めるようになるのか、患者さんの生活習慣から探っています」と説明する。

福井宗憲薬局長は「今後は薬剤師外来で患者さんに個別指導ができる薬剤師を増やしていきたいです」と強調。「徳洲会グループの薬剤部会で糖尿病研究会という勉強会を開いていますし、八尾徳洲会総合病院(大阪府)でも同様の外来を実施しています。グループのスケールメリットを活用し、教育にも力を入れていきたい」と意気軒高だ。

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