徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)2月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1122 三面

骨粗鬆症マネージャー資格
取得し看護相談外来
福岡徳洲会病院の看護師

骨粗鬆症マネージャーを取得した中島看護師(左)と小畠看護師 骨粗鬆症マネージャーを取得した中島看護師(左)と小畠看護師

福岡徳洲会病院は看護相談外来の一環で、2016年秋から「骨粗鬆症(こつそしょう)看護相談外来」を実施、地域の高齢化が進むなか、骨粗鬆症の予防を中心に啓発活動を行っている。

同外来は小畠麻記子看護師と中島彩看護師が担当。ともに日本骨粗鬆症学会が認定する「骨粗鬆症マネージャー」の資格を取得している。具体的には、毎週木曜日に同院1階の看護外来相談室で骨粗鬆症に関する相談会を行っているほか、月1回、医療講演を実施。疾患や検査・治療に関する正しい知識の普及に努めている。

「週1回の活動以外にも、タイミングが合えば待合室や通常の外来業務のなかで、患者さんに声をかけることもあります」と小畠看護師。

相談外来では資料を示しながら骨粗鬆症について説明 相談外来では資料を示しながら骨粗鬆症について説明

きっかけは院内での議論。外来看護の地域貢献について話し合う場面があり、「気付けば、日々の業務に追われ診察介助ばかりを行っていた」(中島看護師)ことから、何か自分たちから発信できることはないか考えたという。中島看護師は以前、リウマチの患者さんを担当し、「骨が壊れていく怖さを知った」ことから、高齢化にともなう骨粗鬆症の増加を見込んで、同疾患に関する看護相談外来の実施を決めた。

当時、骨粗鬆症マネージャー制度が発足したことも背中を押した。小畠看護師は「私たちは認定看護師の資格などをもっていなかったので、専門性を高めるために勉強しようと話しました」と振り返る。

活動を通じ骨密度が劇的に上がったケースもある。ふたりは「もっと勉強して、骨粗鬆症に関するさまざまな情報を患者さんに伝えていきたい」と意気込んでいる。

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