2018年(平成30年)2月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1121 三面
名古屋心外グループ
症例検討会で情報交換
中部・関西中心に6病院
心臓血管外科医、麻酔科医に加え研修医も参加し活発に意見交換
名古屋徳洲会心臓血管外科グループは1月13日、6病院21人が参加し症例検討会を開催した。冒頭、名古屋徳洲会総合病院の大橋壯樹総長が挨拶、同院の昨年の実績として、TAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)やMICS(低侵襲心臓手術)が順調であること、内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いた心臓手術やインペラ(補助循環用ポンプカテーテル)を開始したことなどを報告した。
その後、宇治徳洲会病院(京都府)が「慢性大動脈解離に対する最新の治療戦略」、松原徳洲会病院(大阪府)が「急性大動脈解離の保存的加療中に偽腔(ぎくう)内血栓が移動し急性下肢虚血を来した1例」と「大動脈センター2017年手術件数」をテーマに、それぞれ発表した。
最後に、特別講演として大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管外科学の戸田宏一准教授が「インペラの臨床経験」と題し講演。インペラは内科医が体内に入れられる人工心肺と簡潔に説明、急性左心不全が起きた際に心負荷軽減だけでなく、心筋循環改善による心機能改善効果が同時に得られることを強調した。
名古屋病院心臓血管外科は今年で20周年を迎える。名古屋心外グループは6病院となり、昨年は年間2,053例(開心術814例)の手術を行った。グループ内で症例や情報を共有し、互い協力してレベルアップできるよう、閉会後は新年会を開き懇親を深めた。