2017年(平成29年)11月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1108 三面
湘南鎌倉総合病院
周産期救急を学ぶ
救急総合診療科
ALSO開催
院内外から20 人の受講生が参加し研鑽(けんさん)
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は9月23日から2日間、ALSO(Advanced Life Support in Obstetrics)プロバイダーコースを開催した。これは医師や助産師などが周産期(妊娠22週から生後7日未満)救急に効果的に対処できる知識や能力を身に付けるための教育コース。同院では5年前から毎年開催している。
一般的には産婦人科医など周産期医療に従事する医師が主催することが多いコースだが、同院では救急総合診療科が主催。背景には同科が周産期蘇生にも力を入れ後進を育てていることがある。昨年の第2回ALSO-Japan学術集会では母子救命に至った症例報告も行った。
同コースの受講生には院内外から20人が参加。講師としてグループ病院からは生駒市立病院(奈良県)の今村正敏総長、徳之島徳洲会病院(鹿児島県)の新納直久・産婦人科部長、湘南厚木病院(神奈川県)の木村真澄助産師が名を連ねた。
実習で人形を使い指導する生駒市立病院の今村総長(右)
1日目は「補助経膣分娩(けいちつぶんべん)」、「肩甲難産」など6項目のレクチャーを実施。それぞれ講義と実習をセットで行い理解を深めた。とくに実習では赤ちゃんの人形などを使い、講師陣が熱演する緊迫したシミュレーションを体験、受講生は真剣な表情で取り組んでいた。
2日目は〝ALSO体操〟でスタート。続いて「妊娠初期の合併症」、「妊娠後期の性器出血」、「早産と前期破水」をテーマに講義、「内科的合併症と症例」のグループワーク、最後に「胎位・胎向異常」の実習。
クロージングではコースディレクターが「今日学んだことは現場で実践したり教育に生かしたりし、自分のものにしていってください」とメッセージを送った。