2017年(平成29年)10月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1105 三面
湘南厚木病院
フランスから視察団
Pepper活用法を調査
Pepperを囲んで記念撮影する視察団一行ら
湘南厚木病院(神奈川県)は9月21日、フランスにある複数の病院の院長や経営幹部など28人からなる視察団を受け入れた。
視察の目的は、同院が導入している人型ロボットPepperの活用方法の調査。
同院は外来棟の1階ロビーにPepperを配置。来院者向けの各種案内やロビーコンサートでの司会、リハビリ患者さんの歩行訓練の立ち寄りポイント、院内保育園での活用に加え、睡眠時無呼吸症候群(SAS)など疾患の簡易なチェックと受診案内を行う“疾患啓発”などさまざまな場面で活用している。
当日は田中潔事務長、Pepperの各種設定などを担当する藤原大・医事課職員が一行を出迎えた。その後、同院での導入経緯や活用方法を藤原職員が詳しく説明。疾患啓発の対象疾患を増やすため、複数のコンテンツを開発中であることを明かした。続いて翁長朝浩・泌尿器科部長が夜間頻尿に関する疾患啓発の内容を解説した。
このあと、Pepperを開発・販売するソフトバンクのグループ企業の担当者から「医療業界でのPepper活用」をテーマに発表があった。
黒木則光院長は「Pepperは人間にない愛らしさがあり、子どもからご高齢の方まで幅広い年代から人気があります。これからもさまざまな場面でPepperの活用を進めていきたい」とアピールした。
視察に参加したフランス病院環境管理局幹部は「フランスの病院ではPepperの導入はほとんど進んでいませんが、業務の効率化につながる可能性があるため、今回視察に来て、ヒントを得ることができました。ショールームではなく、実際に使っている病院を訪問できて参考になりました」と満足気な様子。
同院では今後、鼠径(そけい)ヘルニアや胆石の手術に関し、患者さんへの術前の定型的な説明などをPepperに担わせることを計画している。