2017年(平成29年)9月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1101 三面
故・青木・前事務部長
偲ぶロビーコンサート
湘南鎌倉総合病院
美しい音色を奏でる小林美樹さん(左)と小林有沙さん
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は8月25日、1階ロビーで5月に他界した青木豪志・前事務部長の追悼コンサートを開いた。コンサートには前事務部長の家族をはじめ、同院の患者さんや事務職員ら約70人が列席、優しい旋律に身を委ね故人を偲(しの)んだ。
冒頭、発案者の小林修三・院長代行が挨拶。前事務部長について「自ら現場に出向いて、いろいろな人の意見に耳を傾け、きちんと自分で判断できる稀有な存在でした。当院の将来のために本当に身を捧げてくれました」と振り返り、6月に患者さんの三留克弘さんからピアノが寄贈されたことから、コンサートを企画したと説明した。
事務職員も多数列席し追悼
その後、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やニューヨーク・フィルハーモニックのメンバーと共演するなど国内外で活躍する小林美樹さん(ヴァイオリン)と小林有沙さん(ピアノ)がJ.S.バッハの『G線上のアリア』、トマソ・ヴィターリの『シャコンヌ』、クロード・ドビュッシーの『月の光』、ジョン・ウィリアムズの『シンドラーのリスト』、パブロ・デ・サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』の5曲を演奏した。
終了後、小林・院長代行は「当院を日本一、アジア一の病院にするという青木君の思いを胸に、私たちは前に進んでいきたいと思います」と締めくくった。