徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)5月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1082 一面

湘南鎌倉人工関節センター
ドクター体験セミ
中学生11人が参加

湘南鎌倉人工関節センター(神奈川県)はドクター体験セミナーを開き、春休み中の県下の国公立・私立中学生11人が参加した。セミナーの冒頭、同センターの平川和男院長が「私は整形外科医です。当センターでは骨を削り、切るという治療を行いますので、驚かれるかもしれません。このセミナーは、皆さんが知らないことを知ってもらいたいと企画しました」と挨拶した。

模擬骨を使った人工関節インプラントに取り組む 模擬骨を使った人工関節インプラントに取り組む

同センターは昨年1~12月に699件の手術を行った実績をもつ。これまで学生に向けた各種セミナーを開催、医療の世界に飛び込もうという学生を啓発してきた。今回、参加した中学生は受講理由として「医学に興味があった」、「親に勧められた」、「祖母が人工股関節を入れていた」などを挙げた。

最初の講義と実習はBLS(一次救命処置)を学習。指導する整形外科の玉木康信医師から「救急車の到着には10分ほどかかりますので、それまで交代しながら押し続けてください」と言われ、人体モデルの胸部を圧迫する男子生徒は息を切らしていた。AED(自動体外式除細動器)の使用法も学んだ。

手術室と教室を結んだライブサージャリー(手術)では玉木医師が解説。右股関節の手術の様子が映し出され、2人の女子学生が“リタイア”するひと幕もあった。

平川院長は「職業選択について~医師への道~」というテーマで講義を行った。

「医療、看護、介護など、医療界にはいろんな職種があります。医療人になるためには受験という壁があり、医学部では数学と理科が必修科目ですが、ぜひ英語に力を入れていただきたい。英語は医師になって必ず必要になるからです」とアドバイス。

午後からは2班に分かれ、模擬骨を使った人工関節インプラント、骨セメント捏(こ)ねのグループと、皮膚切開と縫合、結紮(けっさつ)のグループが模擬手術を体験した。とくに模擬骨を使ったインプラントの打ち込みは、のこぎりと金槌(かなづち)を使うため、ひと苦労。学生たちは力を入れて、模擬骨に挑んだ。

最後に、学生たちがセミナーの感想を語り、平川院長がそれぞれに即答。「医師だけに任せてはいけないことを学んだ」という参加者には、「人工関節手術は、患者さんやご家族を含んだチーム医療です。医師には体力が必要なことも学ばれたでしょう」と話した。

「ふだんできない体験をして、医師はこんなに大変なことをやっているということ学びました」という参加者に平川院長は、「医師は好きなことをやっているから、疲れても飽きません。どうか皆さんも医療に興味をもち、私たちの仲間になってくれる日が来ることを願っています」と結んだ。

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