徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)3月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1075 三面

徳洲会グループ小児科部会
症例発表など研鑽

徳洲会グループ小児科部会は3月11日から2日間、榛原総合病院(静岡県)で第7回症例発表会を開催した。初日は福岡徳洲会病院で周産期センター長を務めた小児科の村松和彦顧問が「福岡徳洲会病院での30年を振り返って」と題し特別講演を行った。

村松・福岡徳洲会病院顧問が特別講演

参加者全員で記念撮影。前列左から3人目が丸山総長、その右に村松顧問 参加者全員で記念撮影。前列左から3人目が丸山総長、その右に村松顧問

徳洲会小児科部会の初日、まず部会長の中部徳洲会病院(沖縄県)の新里勇二副院長が開会の挨拶。続いて榛原病院の森田信敏院長が参加者を歓迎した。その後、同院の金憲徳・小児科部長が司会を務め、村松顧問が特別講演を行った。

「1986年に私が福岡病院に入職した時の医師数は2人。翌年、NICU(新生児集中治療室)が導入されました。89年時点で週に3回は当直を務めました」と述懐する村松顧問。

アニメ「ポケットモンスター」の視聴者が光過敏性発作で救急搬送されたこともあるという。報道された患者数は全国で約750人に上り、全国的な話題になった出来事だ。

「当院は2004年から地元医師会、福岡大学筑紫病院と筑紫地区小児科救急診療体制を組んでおり、福岡大病院は月・水・金曜日、当院は火・木・土・日曜日の小児救急医療機関として活動しています」と、地域医療への取り組みを紹介。

このあと、村松顧問は小児とのエピソードなどを披露した。「院外出生の490gの幼児を育てたことがあります。3カ月間、人工呼吸で育て、絶対にギブアップしないという執念で臨みました。その子も今はお母さんです」。

小児科医のあり方にも言及し、「私は小児科医こそ米国流が良いと思っています。小児科医がある程度を診て、後は専門医に任せる方法です。若い医師は専門医志向ですが、小児科医は総合的に診る目が大事だと思います」と強調した。

2日目の症例発表には、初期研修医3人を含む5病院8人が参加した。

千葉西総合病院の三宅隆太・小児科医長は、食物経口負荷試験について発表。近年、食物アレルギーは社会的関心が高い疾患であり、罹患(りかん)率も上がっている。スキンケアなどの早期介入により発病予防効果が期待されているが、いまだ確立された予防法はない。

三宅医長は、症例を提示しながら適切な診断の重要性と病院での負荷試験の必要性について説いた。

武蔵野徳洲会病院(東京都)の伊藤泰雄・小児外科部長は「当院における舌小帯切開・上唇小帯切開の術後満足度」、金部長は「不登校、めまい・ふらつき、幻聴・幻覚を主訴に来院された13歳女児の症例」をテーマに発表。

その後も各医師の演題発表が続き、宇治徳洲会病院(京都府)の丸山立憲総長をはじめとする参加者からは、鋭い質問が相次いだ。次回開催は今夏に沖縄県で行う予定。

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