徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)3月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1075 二面

札幌東徳洲会病院
第8回成果報告会を開催
共有し医療の質向上

札幌東徳洲会病院は3月11日、成果報告会を開催した。同会は2010年から始まり今年度で8回目。医療の安全や質の向上のため、日頃から取り組んでいる活動報告として、口演部門で16演題、ポスター部門で22演題の発表があった。その様子をインターネットを通じ、徳洲会グループ病院に生中継した。

テクニカル賞は薬局が受賞(写真は発表者の齋藤靖弘薬剤師) テクニカル賞は薬局が受賞(写真は発表者の齋藤靖弘薬剤師)

札幌東病院が、各部門の独自の取り組みを共有しようと始めた成果報告会。今回は口演部門で16演題、ポスター部門で22演題の発表があり、そのなかから3演題が表彰された。

口演部門で、内容や技術的な側面での評価が高い活動報告を表彰する「TECHNICAL OF THE YEAR AWARD」は、薬局の「手術室における薬局業務と成果」に決定。これまで看護師が行っていた手術室での麻酔薬の補充業務を薬剤師が担当することで、看護師から「補充不足が減少した」、「術前準備や日々の薬品チェックの負担が軽減した」という評価を得た。

また、従来の麻酔カートから新しく麻酔薬定数カートに替えることで、各手術室内の在庫薬剤の撤去が可能になり、在庫薬剤費が大幅に減少。今後は医師の負担軽減、使用薬剤のコスト管理に向け取り組む方針。

インプレッション賞は消化器外来(写真は発表者の光野佳代看護師) インプレッション賞は消化器外来(写真は発表者の光野佳代看護師)

口演部門で最も印象に残った活動報告を表彰する「IMPRESSION OF THE YEAR AWARD」は、消化器外来の「消化器外来における待ち時間調査~患者待ち時間短縮への取り組み~」。昨年度の待ち時間調査で、外来患者さんの診療待ち時間が課題となったことから、処置室で看護師の増員、リーダー制の導入、業務分担(検査説明係など役割の細分化)などを実施。その結果、待ち時間の短縮が実現した。

診察室では看護師の取り組みだけで、待ち時間を短縮することが困難だったが、患者さんへの声かけや一時外出の推奨などにより、患者さんの満足度が向上したことを報告した。最後に今後の課題として、①リーダー制の確立、②看護師個々のレベルアップと自立、③担当医に合わせた柔軟な対応――を挙げた。

ポスター部門では、事前に貼り出された活動報告を読み、事前投票を行った。その結果「BEST POSTER OF THE YEAR AWARD」は、検査センターの「検査結果報告時間の短縮と精度向上の取り組み~PDCAサイクルによる業務改善への試みと成果」に決まった。

同センターは患者さんの待ち時間短縮のために、検査結果の90%以上を50分以内に報告するという目標を設定。自動分析装置の測定前処理の短縮などに取り組んだことにより、目標を達成した。

最後に太田智之院長が会を総括。「日々の業務での悔しさがモチベーションになっていると思います。これに対応することが患者さんの満足度の向上につながります。課題はたくさんあると思いますが、一つひとつ丁寧に対応し、ステップアップしていきましょう」と呼びかけた。

次年度からは10の指標を設け、QI(Quality Improvement = 品質改善)大会の形式で開催する予定だ。

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