徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

健診・人間ドック

Medical checkup

脳ドック

日本人の死亡原因 第4位が脳血管障害(脳卒中:脳梗塞、脳出血など)、2010年まで長年、脳血管障害は死亡原因 第3位でした。2011年からは肺炎が第3位になりましたが、それは肺炎による死亡が急増したからであって、脳血管障害による死亡も増え続け、現在第4位です。

たとえ命をとりとめても、麻痺や言語障害、嚥下障害などの重い後遺症を残すケースが少なくありません。発症するまでは、自覚症状が乏しい脳血管障害。しかし実は、発症前からリスクを抱えているケースが多く、自覚症状のない段階から定期的に脳ドックを受けることによって、発症を予防できるケースが少なくないのです。

長年の生活習慣のツケが出てくる40歳以上の方は要注意。年齢が高くなるほど脳血管障害は起こりやすくなります。40歳以上で、まだ一度も脳ドックをお受けになったことの無い方は、是非お受け下さい。
そして、20代・30代でも、健康診断で高血圧、高血糖、脂質異常症、高尿酸血症など動脈硬化のリスク・ファクター(危険因子)を指摘されている方、肥満、喫煙、高ストレス、高塩分食に該当する方にはお勧めです。
そんなあなたに、脳血管障害は静かに忍び寄りつつあります。

脳ドックでわかる病気

脳ドックのメニューは、MRI、MRA、頸動脈超音波検査の三本柱が基本です。さらに、脳CTや高感度CRPなど様々な検査を付け加えている病院もあります。

MRI


画像:山口赤十字病院
脳の実質を診る検査で、脳梗塞、脳腫瘍、硬膜下血腫、硬膜外血腫などがわかります。脳ドックでしばしば、無症状の小さな脳梗塞(ラクナ梗塞)が発見される場合があります。ラクナ梗塞自体は問題ありませんが、ラクナ梗塞は近い将来もっと大きな脳梗塞が起こる予兆とも言われています。MRIやCTで偶然発見されるラクナ梗塞は、50代では10%、60代では20%の方に見られるという報告もあります。脳ドックでラクナ梗塞が判明したことによって、来たるべき脳梗塞を予防することが可能になるのです。

MRA

画像:山口赤十字病院

脳の血管(動脈)および頸動脈を診る検査で、主に下記①②③④を診ます。

  • 脳の血管に、狭まって詰まりそうな部位は無いか。:脳の血管が詰まると、脳梗塞になります。
  • 動脈瘤は無いか。:脳動脈瘤破裂・・・それが、クモ膜下出血です。直径7㎜以上の脳動脈瘤は破裂の危険性があります。脳ドックで直径5㎜以上の脳動脈瘤が発見された場合は、脳外科を受診していただきます。破裂しない様に脳動脈瘤をコイルで詰めたりクリッピング することによって、クモ膜下出血を予防する場合もあります。
  • モヤモヤ病などの血管奇形・血管異常は無いか。
  • 頸動脈に、狭まって詰まりそうな部位は無いか。:頸動脈が詰まると、脳梗塞になります。
頸動脈超音波検査

極言すると、頸動脈の壁にプラークが有るか無いか、有る場合はどの様なプラークかを調べる検査です。頸動脈壁のプラークを診る場合、次の2点が重要になります。

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