徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)05月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1387 2面

札幌東病院
「臨床倫理」の実践に力
研修医向け研修も実施

札幌東徳洲会病院は臨床倫理の実践に力を入れている。「人生の最終段階にある患者さんへの対応」など、医療現場での倫理的課題をより良い方法で解決する取り組みで、専門チームによる相談体制の整備に加え、今年度からは研修医を対象とした研修なども行っている。

「職員が倫理的課題に気付くようにしたい」と丸藤顧問

臨床倫理とは、延命医療など職員が悩んだり葛藤したりするような倫理的課題に対し、最善の対応策を考える取り組みを指す。札幌東病院は2019年に医師や看護師、MSW(医療ソーシャルワーカー)らによる臨床倫理コンサルテーションチームを設立。丸藤哲・顧問兼救急集中治療センター長がリーダーとなり、職員から寄せられる倫理的課題に対し、患者さんの思いや自己決定権を尊重し、プライバシーを考慮した適切な対応策を検討している。

チーム発足後、7人が学会認定の臨床倫理認定士の資格を取得。「倫理的課題は、とかく個人の価値観で判断しがち。きちんと学び、チーム共通の倫理観に基づいて相談に対応できる人材を育てています」と丸藤顧問は力を込める。

今年度からは、倫理的課題に直面しやすい救急科で丸藤顧問が研修医に臨床倫理研修を実施。さらに、倫理に関する自院の考え方をまとめた『ポケットガイド2023』をチームで作成し、全職員へ配布。「臨床倫理を実践するうえで倫理的課題に気付くことは大切」と丸藤顧問。職員の意識向上に余念がない。

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