徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)05月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1387 4面
「都市部と変わらない医療を提供できる病院を目指す」と新納院長
鹿児島県の離島にある徳之島徳洲会病院は、昨年12月に新築移転工事の地鎮祭を開き、1月から造成工事に取りかかった。これは病院を建てられる状態に土地を整備する工事で、進捗状況は同院ホームページに随時アップしている。7月に建築工事に着工する計画で、新病院での診療開始は2025年6月を予定。
島の方々が島外で診療を受けるには、交通費や宿泊費が必要となるなど経済的な負担が重い。こうした状況を改善するため、新病院には最新のCT(コンピュータ断層撮影)や血管撮影装置を導入、HCU(高度治療室)も8床設置するなど医療水準を高め、島内で完結できる症例を増やすことを目指している。
新納直久院長は「夏頃に日本医療機能評価機構の病院機能評価の審査を受ける予定です。都市部と変わらない医療を提供できる病院として、基盤を整備していきたい。グループ病院からの応援に感謝していますが、今後は常勤医師の確保にいっそう尽力していきます」と意欲的だ。
新病院の完成予想図
造成工事が進み土地がならされていく