徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)05月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1387 2面
八重樫部長
千葉西総合病院では初期研修医をはじめとする若手医師に対し、米国出身の瓦井・レフォー・アラン医師らが英語論文の執筆指導に力を入れている。
レフォー医師は米カリフォルニア大学ロサンゼルス校に臨床外科教授として勤務後、2007年に来日し自治医科大学外科教授に就任。八重樫牧人・千葉西病院内科部長との縁で22年4月に同院に入職した。外傷外科トレーニング「ATOMコース」日本責任者を務めるなど外科のスペシャリストだ。「研修医教育で大切なのは『知識』と『ロールモデル』です。上級医は患者さんへの接し方や向上心など見習うべきモデルの姿を見せなければなりません」とレフォー医師。研修医教育に幅広く取り組む。
(右から)レフォー医師と英語論文の掲載誌を持つ風間・初期研修医
英語論文を執筆したのは風間慎太朗・初期研修医(2年次)。集中治療分野の『INTENSIVIST Vol.14 No.4』に、小児のルート(体外から血管へのアクセス)確保をテーマにレビュー論文(先行研究の成果をまとめた論文)を書いた。「今後も学びを継続しスキルアップしていきたい」と意欲的だ。
グループ全体の研修医教育に尽力する八重樫部長は「良い研究やデータは英語で発表されますので、良い医療をしたいのであれば書く以前に、英語論文を“読む”ことは医師として必須です」と強調している。