徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)4月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1283 三面

湘南鎌倉病院
医療搬送で講演会 フライトナースが講師

海外医療搬送を説明する曽山・部長補佐(前方モニター)海外医療搬送を説明する曽山・部長補佐(前方モニター)

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は「フライトナースに聞く医療搬送」をテーマに職員向けの講演会を開催した。同院の職員教育委員会と国際医療委員会が企画した。講師を務めたのは、日本エマージェンシーアシスタンス社の曽山明美・医療事業部部長補佐(看護師)。オンライン形式で開催、約60人が視聴した。

同社は海外での医療機関受診予約や受診時の言語面でのサポート、医療費用の支払い代行、医療搬送の手配などのサービスを手がけ、インバウンド(日本にいる外国人へのサポート)とアウトバウンド(海外にいる日本人へのサポート)それぞれのケースに幅広く対応している。曽山・部長補佐はこれまでに500件以上、約50カ国からの医療搬送に携わった。

フライトナースは病気やけがをした患者さんの緊急搬送に同行する看護師を指し、国内でのドクターヘリによる搬送や、チャーター機、民間機による海外医療搬送に同行する看護師も意味する。

同院は外国人患者さんの受け入れを積極的に行っており、急性期の治療を終えた患者さんのなかには、継続加療やリハビリテーションを母国で受けるため、退院後、海外に医療搬送を行うケースがある。外国人患者さんは通常、保険会社を通じ医療搬送などのサービスを利用している。

「当院に入院された外国人患者さんが、どのような支援の下、帰国されているか、職員の皆さんにも知ってほしいと考え企画しました」(同院国際医療委員会委員長の権藤学司・副院長兼脳神経外科主任部長)

曽山・部長補佐によると、コロナ禍が発生するまでは、インバウンドの医療搬送や外来、入院に関する支援件数は、外国人観光客の増加にともない急増。アウトバウンドも実績は増加傾向にあったという。「海外医療搬送の搬送形態としては、主にエアアンビュランス(医療用航空機)、定期便(ビジネスクラスなどやストレッチャー使用)、ルフトハンザ航空のPTC(患者搬送コンパートメント)があります。搬送形態は当社の顧問医師が決定しています。必要に応じ医師、看護師、コメディカルが同行します」と曽山・部長補佐。

それぞれのメリットやデメリット、費用などを説明したうえで、ミャンマーで脳出血を発症した日本人患者さんの帰国をサポートしたアウトバンドの事例を通じ、医療搬送の実際を紹介した。

曽山・部長補佐は「これからも患者さんが安全に、かつ安心して帰国できるようお手伝いしていきたい」と意欲的だ。

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