徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)11月2日 月曜日 徳洲新聞 NO.1260 三面

沖縄コロナ警報
21床専用病棟が貢献
中部徳洲会病院 応援の看護師に感謝

中部徳洲会病院(沖縄県)が開棟した21床のコロナ専用病棟が、「沖縄コロナ警報」のなか貢献している。県はコロナ感染者の増加を受け10月26日、すべての県民や事業者に、感染拡大防止対策の徹底を要請する同警報を発報。県全体でコロナ陽性患者さんの受け入れ体制強化が急務となっている。

コロナ専用病棟開棟に尽力した呉屋・事務部長(右)と照屋・看護部長コロナ専用病棟開棟に尽力した呉屋・事務部長(右)と照屋・看護部長
ビニールカーテンでゾーニングしレッドゾーンと区分けビニールカーテンでゾーニングしレッドゾーンと区分け

同院は6月に沖縄県からの視察を受け、すべて個室の6階東病棟を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者さんのための療養所として使用したいと打診された。しかし、県内のコロナ陽性者の増加が止まらない状況に、県からの医療スタッフ派遣が間に合わず、計画は頓挫。一方、同院では満床が続くなかでも救急受け入れを継続、そのなかにはCOVID-19を疑う患者さんも多数いる状況だった。

そこで同院は8月27日、県に貸す予定だった6階東病棟の21床を、COVID-19陽性患者さんを受け入れるための病床として、県に増床申請。翌日には許可が下り、コロナ専用病棟の開棟に向け、急ピッチで準備を進めた。

呉屋済仁・事務部長は「沖縄県は医療スタッフの手配ができない状況に困っていたので、当院からの提案に喜んでいただけました。9月1日にコロナ専用病棟を開棟しましたが、手際の良さや徳洲会グループの層の厚さにも驚いていました」と振り返る。

開棟にあたり、まず病棟内をゾーニングし、物品や電子カルテなどを用意。看護師の責任者には同院の感染管理認定看護師を配置、さらにグループ9病院から11人の応援派遣も実現した。照屋いずみ看護部長は「コロナ専用病棟での業務は誰にでも務まるわけではありません。グループ病院からの応援には感謝しています。また当院の看護師を含め、感染対策のため全員がホテルからの通勤を余儀なくされているので、メンタルケアにも配慮しています」と明かす。

同院ではコロナ専用病棟に軽症・中等症のCOVID-19患者さん、別の病棟に疑似症患者さん、HCU(高度治療室)に同院で重症化した患者さんの入院が可能。合計43床を確保している。

患者さんとのコミュニケーションにアバター活用患者さんとのコミュニケーションにアバター活用

コロナ専用病棟の運営にあたり、東京警備保障のアバターロボットを導入。これは遠隔操作により、自分の分身のようにロボットを動かせるもので、同院では主に患者さんと家族、また医療従事者とのコミュニケーションに使用。

また同院では患者さんのストレス軽減にも尽力している。病棟内から出られない患者さんのために、買い物が必要な時には看護師が代行。その際に買い間違いを防ぐため、院内のコンビニエンスストアの棚の写真を撮影してパンフレットをつくり、患者さんに選んでもらうなど工夫している。

もともと6階東病棟は産婦人科病棟として用意していた。このためコロナが終息したら切り替える予定。また、新たに感染症病床を増床し、病棟を立ち上げる計画もある。

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