徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)11月2日 月曜日 徳洲新聞 NO.1260 二面

病気のはなし㉜
ガイドライン変更で軽症も治療
再生不良性貧血

ガイドライン変更で軽症も治療 再生不良性貧血

ドラマや小説などでも、たびたび取り上げられる再生不良性貧血は血中の白血球、赤血球、血小板が減少する指定難病だ。遺伝や医薬品などが発症原因の場合もあるが、大半は原因不明で、骨髄の造血幹細胞(血液をつくる細胞)の異常や免疫の異常が考えられているが、そのようになる原因は特定されておらず、有効な予防法もない。

血中の成分量の減少程度によって6段階の重症度に分かれ、軽症であれば自覚症状はほとんどないが、中等症以上の場合、白血球が減少していれば感染症にかかりやすく、赤血球が減少していれば貧血で動悸(どうき)や息切れが、血小板が減少していれば出血傾向などが見られる。

免疫抑制療法による病状のコントロールが大切で、中等症以上の場合は入院加療が必要。従来、軽症は経過観察だったが、2018年にガイドラインが変更となり、進行抑制のため、できるだけ早期に治療介入することとなった。湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の玉井洋太郎・血液内科部長は「過去に軽症と診断を受け、現在、治療を受けていない方は早急に血液内科まで相談してください」と訴える。特異的な症状が少ないことから、自身では気付きにくく、健康診断などで発覚することが多いため、「健診は必ず受けてください」と玉井部長。

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