徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)11月2日 月曜日 徳洲新聞 NO.1260 二面

コロナ禍での介護施設対応
メリハリある生活工夫 ADL低下・認知症進行予防

新型コロナウイルスの影響により、介護施設はイベントや面会の制限を余儀なくされている。外出や他者と交流する機会の減少で、ADL(日常生活動作)や認知機能の低下を懸念する声も聞かれるなか、徳洲会グループの介護施設では工夫を凝らして入居(所)者さんがめりはりのある生活が送れるようサポートしている。その一端を紹介する。

手芸でロールピクチャーを楽しむ入所者さん(老健リハビリケア湘南かまくら)手芸でロールピクチャーを楽しむ入所者さん(老健リハビリケア湘南かまくら)

介護老人保健施設(老健)リハビリケア湘南かまくら(神奈川県)は、日々行っているレクリエーションの実施方法を変えて対応。従来は体操や手芸、脳トレ(簡単な国語や算数のドリル、間違い探し、塗り絵など)、園芸など数あるメニューからひとつを選び、毎日、昼食後に20人程度で行っていた。

それを新型コロナ第1波の時から選択制に変更。事前に入所者さんの状態を評価したり希望を聞いたりして、小集団に分かれ各メニューを同時に実施している。

「感染対策を施しスタッフを各グループに配置して行っています。希望者がひとりしかいなくても対応します。何とか楽しんでいただきたいと思っています」と伊藤大輔・介護主任(介護福祉士)。

これらとともに月1回の季節行事もフロア別に実施。行事委員会の委員長を務める渡辺千代美フロアリーダー(介護福祉士)は「当初は中止も検討しましたが、やはり季節を感じる行事は重要。実際に行って認知症の周辺症状が落ち着くこともあります」とアピールする。

活動の様子を家族にオンラインで中継するなど、交流する機会も欠かさない。磯和祐喜子・看護師長は「いろいろな可能性に取り組むことが入所者さん、ひいては職員のモチベーションアップにつながると考えています」と意欲を見せる。

老健静岡徳洲苑も活動は自粛せず、方法を変えることで対応。とくに老健の特徴でもあるリハビリテーションは、従来の1階のリハビリ室で行うスタイルから、フロア別で実施するスタイルに変更。リハビリスタッフにフロア担当制を導入し、リハビリの器具も移設。

老健静岡徳洲苑はADLが低下しないよう器具を移設しリハビリ実施老健静岡徳洲苑はADLが低下しないよう器具を移設しリハビリ実施

滝井芳美・総看護師長は「感染症に気を付けながら、できるだけ以前の生活スタイルを継続することが大事」と強調。同苑では11月からドライブスルー方式での短時間面会も取り入れている。

特定施設やまぼうし(秋田県)は月1回行っていた外出を工夫。外部者との接触を避けるために、新型コロナ第1波当時は控えていたが、7月からはドライブを実施している。希望者のみを対象とし、施設の車で入居者さんの地元を走行。車外に出ることはない。

企画した伊藤めぐみ管理者は「いつもとは違う風景を見ることができたと大変好評でした。もちろん車内の換気にも注意しています」と手応えをアピール。地域の感染状況などをふまえながら、今後も続ける意向だ。

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