2020年(令和2年)8月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1251 一面
徳洲会病院
ビジネス渡航でPCR検査
JTBの新サービスに協力
PCR検体採取室と発熱外来。奥にはバスを利用した受け付けが見える(写真は野崎病院)
JTBグループは8月3日、ビジネス渡航時のPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査の予約から精算までを代行するサービスを開始、この受け入れ機関として徳洲会グループ病院が協力することになった。新型コロナウイルス禍では、渡航にあたり出国前のPCR検査陰性証明書の取得を各国から求められているのが現状。そこで、出張・赴任の準備で多忙なビジネス渡航者が業務に専念できる環境を整えるのを目的に同サービスを始めた。
JTBによると、受け入れ機関はビジネス渡航の再開拡大に合わせ、徳洲会グループ外の医療機関も含め拡充していく。グループ内では札幌東徳洲会病院、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、千葉西総合病院、野崎徳洲会病院(大阪府)が協力。各国が入国に必要な要件として、渡航日から72時間以内の陰性証明書の発行を原則とする国が多いため、受け入れ機関では検査当日から翌日中に検査証明書を発行できるように体制を整えている。
このうち野崎病院では、JTBに協力する以前の7月中旬頃から、徳洲会グループの健診部会、感染管理部会、検査部会が提示した運用指針に基づき、積極的に国内出張を含むビジネス渡航者に対するPCR検査を受け入れていた。金澤秀人事務長は「地域の中小企業から問い合わせを多く受けていました。保健所と調整するなかで、行政検査が滞ることを懸念されていましたが、当院にはPCR検査機器が2台あり、検査室の体制も充実しているため、問題なく受け入れられると説明しました」と振り返る。
同院では現在、週に5~6件ほどビジネス渡航者に対するPCR検査を実施。口コミで広がり、大阪府外からの問い合わせも増えている。また、ビジネス渡航者以外でも自費によるPCR検査の受け入れも実施。多くは「濃厚接触の可能性があり無症状でも不安だから」と心配する方々で、企業からまとめて依頼が来ることもある。
金澤事務長は「7月から地域連携室の担当者が地域の企業に個別訪問し、説明を行ってきました。感染の不安を抱えながら生活している方々も多くいると思いますので、地域のニーズに応えていきたいと考えています」と意欲的だ。