徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)1月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1218 一面

新春特別企画 ㊤ 徳洲会 明日への布石
安全で質の高い医療・介護提供

徳洲会グループは、患者さんや利用者さんに対する不慮の有害事象“0”を目指す施策に、グループを挙げて取り組んでいる。一般社団法人徳洲会(社徳)の鈴木隆夫理事長は、今年はさらに取り組みを強化すると決意表明。医療安全管理部会のさらなる強化やネバーイベント(決して起こしてはならない事象)の設定、国際的な医療機能評価であるJCI認証の取得を通じ、質管理のノウハウをグループ施設に展開していく。また数値化した質管理指標(QI)による現状把握と改善、クリニカルパス(標準診療計画)の使用促進、ピアレビュー(医療者同士による相互評価)などにより、安心・安全・親切で質の高い医療・介護を推進。患者さんの体験価値の評価・向上に向けた活動も本格化していく。

全施設での有害事象“0”目指す

「生命だけは平等であってほしい」と願い、「いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会」を目指しているのが徳洲会グループ。全国のグループ施設で、同じ質で安全な医療・介護を提供することを目標に掲げている。ベストプラクティス(最良の実践)の知識・技術をグループ施設に展開できるのも徳洲会グループの強みだ。

徳洲会は現在8病院がJ C I 認証を取得(表)。今年、千葉西総合病院、東京西徳洲会病院、八尾徳洲会総合病院(大阪府)の3病院が受審予定。JCI認証は3年ごとに世界中のベストプラクティスを踏まえて認証基準の見直しが行われる世界標準の厳しい第三者評価。「JCIは安全で質の高い医療を提供できる仕組みを導入するためのツール・手段であり、認証を得ることで財力のアップや、メディカルツーリズムの促進を目指しているわけではありません。安心・安全・質を担保することで、結果的に日本の患者さん、海外の患者さんからも選ばれる病院になるということです」(社徳医療安全・質管理部の海老澤健太・課長補佐)。

徳洲会グループは現在4種類の標準クリニカルパスを運用。2020年度には、さらに尿路感染症など3種類の標準パスを作成予定だ。社徳同部の西平健太係長は「標準パスを含むクリニカルパスの導入率向上により、医療プロセスの標準化、効率化、職員の業務負担軽減を推進します」と意気込みを見せる。

ネバーイベントプロジェクトの発足は2019年4月。「意図しない異型輸血事故」など8項目からスタートし、決して起こさないため業務標準手順の作成・周知、マニュアル改訂などに注力。「引き続き、より実効性の高い防止策の構築を進めます」と社徳同部の野口幸洋係長は力を込める。さらに今後、患者さんの体験価値を向上させるため、患者さんの実体験から価値向上を図る新たな取り組みを実施予定。患者さんの報告にもとづく健康状態の測定・評価を行い、改善に努めることで、体験価値の向上を図る。まず測定項目・方法などを検討する。

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