徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)11月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1211 二面

千葉病院 生活へ合わせ工夫を
訪問薬剤管理指導に注力

千葉徳洲会病院は訪問薬剤管理指導に力を入れている。これは在宅療養中の患者さんに対し、処方医の指示に基づき作成した服薬計画を、患者さんの自宅を訪問して管理、処方医に報告する業務。同院は昨年度、グループ病院中で同指導を最も多く実施した。

雑談のなかから患者さんの生活の様子をうかがう田坂主任雑談のなかから患者さんの生活の様子をうかがう田坂主任

千葉病院では薬剤師4人がもち回りで訪問薬剤管理指導を担当、多い時で月に50件ほど実施している。同院の訪問診療科には約80人の患者さんが登録しているが、このうち同指導を実施しているのは約40人で、うち半数が自宅で半数が施設(有料老人ホーム、グループホームなど)への訪問。

取材日、田坂千穂・薬剤部主任の訪問指導に同行した。患者さんは80代の夫婦で、訪問頻度は月に1回。患者さんの自宅に到着すると、「お変わりはないですか」と優しく声をかけ、「お薬カレンダー」をチェック。飲み忘れがないことを確認すると、次の1週間分の薬の包みに、服薬する日時を書き込んだうえで、これをカレンダーに付いているポケットに補充した。翌週分は訪問看護師に補充してもらうように約束してある。

さらに、体調や気持ちの変化などを質問したり、他の医療施設からの処方がないか、お薬手帳を確認したり、笑顔でコミュニケーション。帰り際、塗り薬が少なくなっていることに気付き、「先生に処方してもらいましょうか」と提案した。

田坂主任は「自宅に戻ると、急に服薬管理できなくなる患者さんもいます。それは提案した服薬管理の方法が患者さんの生活に合っていないという理由も考えられます。だからこそ患者さんの生活を間近に見ることが大切です」。たとえば、自宅では1日に2回しか食事をしない患者さんに、1日3回食後の服用をお願いするのは難しい。
「自宅で変わりなく生活するのが一番良いこと。生活を変えてもらうのではなく、生活に合わせた工夫で、いつまでも健康でいるお手伝いをしていきたい」と意欲的だ。

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