徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)11月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1211 一面

長崎北病院
2021年春 新築移転へ地鎮祭
災害に強い地域の拠点病院として新生

医療法人徳洲会(医徳)は11月10日、長崎北徳洲会病院(108床)の新築移転に向け地鎮祭を挙行した。徳洲会グループ関係者や地元の医療機関、行政、自治会、徳友会、金融機関、設計会社、施工会社の関係者ら約70人が出席。快晴の下、工事の無事と安全を祈願した。

回復期強化や透析スタート

神事の地鎮の儀で、刈初(かりぞめ)の儀を行う鈴木理事長

現病院の建物が竣工したのは1978年12月。築40年ほどが経過し老朽化していたことから建て替えることになった。建物の新築にともない、現所在地の長崎市滑石から北東方向に直線距離で約3㎞の長与町北陽台に移転する。周囲は新興住宅地や大型商業施設が立地するエリアで、街並みを見渡せる小高い丘の上が建設予定地だ。

新病院は地上6階建で、敷地面積約9950㎡、延床面積は約1万2600㎡。竣工は2021年3月を予定。5月から新病院での診療を開始する計画だ。

神事後の直会で、建築主として挨拶に立った医徳の鈴木隆夫理事長(一般社団法人徳洲会理事長)は、列席者への謝辞を述べたうえで、「この日を迎えるまで長い時間がかかりました。前院長の堀内芳夫総長は病院の建て直しという大きな夢をもちながら長年頑張ってこられ、その意志を引き継ぎ鬼塚正成現院長(18年4月就任)が新病院をゼロからつくり上げる大事業に取り組んでいます」と前・現両院長の尽力ぶりに言及。

新病院の完成予想図。小高い丘の上に建つ 新病院の完成予想図。小高い丘の上に建つ
工事の無事と安全を祈願し関係者一同乾杯 工事の無事と安全を祈願し関係者一同乾杯

続けて「完成後には、地域の皆さんに安心・安全を感じながら生活していただける街になると信じています。今後も長崎北病院へのご支援をお願いします」と呼びかけた。

次いで登壇した鬼塚院長は「当院スタッフ一同、この日を楽しみにしていました」と切り出し、1982年7月の長崎大水害に触れ、「当時、長与町では1時間に187㎜という集中豪雨に見舞われたことが記録に残っています。今も塗り替えられていません。しかし、そのような豪雨でも、町内を流れる長与川は氾濫しませんでした。もともと水害が起きにくいうえに、移転先は高台の上ですので、とても心強く思っています」と水害に強い立地環境をアピール。

最後に「災害に強く、長崎市北部を含む地域の拠点病院となれるよう、また、地域の方々から愛され、頼られる病院を目指したいと考えています」と抱負を語った。

続く来賓挨拶では、山口経正・長崎県議会議員が「地域医療の中核施設として、また身近なかかりつけ病院として期待しています」と応援のメッセージ。西彼杵(にしそのぎ)医師会の田中公朗副会長は「お互いに協力し合いながら地域社会に貢献していければと考えています」。長崎北病院は新築移転時に同医師会に入会予定だ。

長崎徳友会(徳洲会病院・施設の協力企業で組織)の宮田康朗会長は、「地域に密着し誰もが安心して命を預けることができる、そして地元から愛される病院になることを期待しています。徳友会は今までどおり、協力していきます」とエールを送った。

「地域の皆さんが安全・安心を感じられる街に」と鈴木理事長「地域の皆さんが安全・安心を感じられる街に」と鈴木理事長
「地鎮祭の日を迎え感無量」と堀内総長「地鎮祭の日を迎え感無量」と堀内総長
「オール徳洲会でバックアップします」と東上副理事長「オール徳洲会でバックアップします」と東上副理事長
「地元から愛される病院を期待」と宮田会長「地元から愛される病院を期待」と宮田会長

「災害に強い地域の拠点病院へ」と鬼塚院長「災害に強い地域の拠点病院へ」と鬼塚院長
「地域医療の中核施設として期待しています」と山口県議「地域医療の中核施設として期待しています」と山口県議
「お互いに協力し合いながら地域社会に貢献を」と田中副会長「お互いに協力し合いながら地域社会に貢献を」と田中副会長

この後、堀内総長の音頭で乾杯。堀内総長は「本当に長い道のりでしたが、今日を迎えることができ、感無量です。スタッフの方々には、これを新たなスタートと位置付け、気を引き締め直して頑張っていただきたい」と思いを吐露した。

歓談のひと時を送った後、建設工事を担う松尾建設の松尾哲吾社長が施工者挨拶で「無事故・無災害で工期を全うしたい」と宣言。

締めの挨拶では、医徳の東上震一副理事長が「オール徳洲会でバックアップし、診療内容が充実した病院をつくっていくことをお誓いします」と力強く宣言した。

同院は新築移転後、回復期機能を強化する方針。脳血管障害の患者さんが多いことから、一般病床(障害者病床)の一部を転換し、現在20床の回復期リハビリテーション病棟を26床に増床する計画だ。さらに人工透析を新たに開始する計画もある。長崎市北部以北の地域は透析施設が少ないため、慢性腎不全患者さんにとって朗報だ。

患者さんの通院の足を確保するため、病院前に路線バス停留所の新設に向け、バス会社と交渉を進めている。現病院のある滑石と新病院の間で同院のシャトルバスを運行する計画もある。

鬼塚院長は「当院は毎年4月にNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)の隊員を講師に招き、地域の医療機関からも参加者を募って、新入職員向けに災害対応の研修会を開催するなど、日頃から災害に強い病院を意識した病院運営に取り組んでいます。移転後も継続していきたい」と意気込みを見せる。

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