徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)10月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1207 二面

日本診療情報管理学会
徳洲会から11演題
評議員に勝元・岸和田病院課長

第45回日本診療情報管理学会学術大会が9月19日から2日間、大阪市内で開催された。大会テーマは「あしたを担う~Information Literacy~」。徳洲会グループからは11演題の口演(口頭発表)があった。

学会評議員に選ばれた勝元課長 学会評議員に選ばれた勝元課長

徳洲会診療情報管理部会の部会長を務める岸和田徳洲会病院(大阪府)診療情報管理室の勝元伸二課長は「多職種による診療記録の監査」をテーマに発表した。同院は2018年12月にJCI(国際的な医療機能評価)認証を取得。JCI基準では毎月一定数の退院患者の診療記録を抽出し、多職種による監査の実施が求められることから、同年3月に監査開始。監査項目は1件につき93項目に及んだ。

勝元課長は監査の実施手順や評価方法を説明したうえで、実際に監査できた項目や記載率の推移などを紹介。JCI認証の審査直前である10月時点では全項目の監査を実施できており、記載率も90%超に改善。「作業の効率化を図りながら評価の標準化を進め、精度の向上に努めることが今後の課題」と結んだ。

学術大会中に開かれた総会で、勝元課長は日本診療情報管理学会の評議員に選出、承認された。評議員で構成する評議員会は同学会の重要事項を審議する役割がある。

庄内余目病院(山形県)診療情報管理室の髙橋泰・課長補佐(徳洲会診療情報管理部会副部会長)は2演題を口演した。いずれも同院が18年2月に導入した長期認証システムに関する内容だ。

発表後に活発な質疑応答 発表後に活発な質疑応答

従来、同意書や紹介状など各種書類は紙ベースで1患者1ファイルによる保管を行っていた。単純にスキャナーで取り込むだけでは、電子データは原本として認められず、書類そのものを保管する必要があるためだ。

一方で長期認証システムは、タイムスタンプ(特定の時刻に当該電子データが存在し、それ以降、改ざんされていないことを証明する技術)の機能があるため、スキャンした電子データを原本として保管することが可能。同院はシステム導入後、全書類を電子カルテに取り込んで管理する方式に移行した。

導入から1年後に実施した職員満足度調査の結果や、同システム稼働後に行った業務時間短縮の取り組みを紹介。主に「必要書類が確認しやすい」という理由で90%超の職員が支持していた。

このほか発表者と演題は次の通り。▽田村美樹・札幌東徳洲会病院診療情報管理室主任「オーディットによる記録の質改善について」▽色摩恭平・庄内余目病院診療情報管理室副主任「診療記録監査方法変更による効果」▽氏原悦子・岸和田病院診療情報管理室副主任「診療情報管理部門におけるインシデントレポートの重要性」▽喜多川久美子・同副主任「入院初期アセスメントの記載充実に向けて」▽菅原安希・和泉市立総合医療センター(大阪府)診療情報管理室副主任「患者ファイル保管の業務改善~新病院への移転を契機として~」▽田中真梨子・同職員「新病院移転前後の救急搬送患者の傾向調査~救急搬送患者統計データを活用して~」▽奥平樹・中部徳洲会病院(沖縄県)診療情報管理室職員「DPC様式1入力に対する当院の取り組み」▽山田孝子・南部徳洲会病院(同)診療情報管理室課長補佐「外来初診アセスメント記載率向上の取り組み」

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